AmazonFBA倉庫への納品方法と出荷完了のやり方・手順を解説

2020年6月17日

AmazonFBA倉庫
Amazonで販売する上で、必ず活用すべきサービスでFBA(フルフィルメントバイアマゾン)というものが存在します。

これはAmazonのFBA倉庫に商品を一気に送ることによって、商品管理・梱包・発送までをAmazonがやってくれるという非常に優秀なサービスですね。

まだ活用したことないということであれば、是非覚えて使ってみましょう。

もちろん手数料はかかってきますが、それに見合った時間を作ることが出来ますし、発送に関するお問い合わせなども全てAmazonが対応。

ある程度の物量がある場合、必ず利用したほうが良いサービスなので、ぜひとも参考に納品してみてくださいね。

AmazonFBAを利用する条件

FBA
まず前提としてAmazonのFBA倉庫に納品するということは、Amazon販売限定のサービスなのでAmazon出品者アカウントを所持していることが必要です。

大口出品でも小口出品でも使用することは出来ますが、倉庫に送るほど商品があるのであれば間違いなく大口出品が良いでしょう。

大口出品は月額が約5000円ほど、小口出品は1個売るたびに100円手数料上乗せということで、月間で50商品以上販売するなら制限などがない大口出品から始めたほうがおすすめで安く済みます。

Amazonアカウントや大口・小口の違いに関してはまた別記事をご覧ください。

Amazon新規出品アカウントの登録・作成方法と必要な物の揃え方
Amazon大口出品と小口出品の違いと切り替え時の注意点は?

ではAmazonに出品出来る状態にある前提で、FBA納品の流れを大まかに記載しますのでチェックしてみましょう。

FBA納品の流れ
商品登録をする(新規作成・既存追加)
登録した商品を選択
個数を決める
商品ラベルを貼るかどうか
納品方法(業者)を決定
配送ラベルを貼り送る

上記の項目を確実にこなして行けば問題ありません。

ですが、やはりそれぞれの仕組みについて理解していかないといけませんので、以降細かく説明をしてきます。

まずはセラーに商品登録をする

商品登録
まずはAmazonに「商品登録」をすることから始めます。

初心者にはちょっと慣れない作業で、勘違いされやすいことなのですがAmazonの商品ページというのは基本的にメーカー既存品であれば、ページが既にありますよね。

でですね、この商品登録というのは自分のセラーに出品する予定の商品を登録していく作業ということになります。

JANコード(バーコード)がある国内メーカー製品は基本的に古いもので無い限り商品ページが存在してるので、それを入力して登録してセラーに追加していくことが必要。

もし自分のオリジナルブランド、輸入品などでAmazon出品したい場合には、新規カタログ作成が必要になってきます。

要はAmazonの商品ページ自体を自分で作成した上で、セラーに登録していくということで、ちょっと手間が増えてしまいますね^^;

Amazonに出品する商品登録のやり方・入力方法

商品登録のルールや方法もかなり長くなってしまいますので、もし分からない方はこちらから見て頂くと分かりやすいです。

FBA納品というのは例えば、10種類の商品をFBA倉庫に送りたいのであれば、まずはセラーにその10種類を商品登録する事前準備が必要ということですね!

送りたい商品を選び納品プランを作成

プラン
商品登録しただけでは不足で、ここから納品する種類・個数を自分で選択して納品プランを作成していく手順が必要になってきます!

送りたい商品を種類分すべて商品登録が終わると、セラーセントラルの在庫管理画面の停止中に反映されているので確認してみましょう。

ではまずはセラーセントラルトップから、在庫⇒在庫管理⇒ステータス(停止中)で商品登録をしたものを表示させてみてください。

Amazon FBA 納品方法

このように一覧で表示されるので、今回はこちらの4商品を納品する流れで解説していきます。

まずは納品したい商品の左にチェックを入れます。

Amazon FBA 納品方法

一つずつ選択も可能ですし、商品一覧の上のチェックボックにチェックを入れるとページ内一括で選択が可能です。

選択したら「選択中の4商品を一括変更」を押しましょう。

Amazon FBA 納品方法

「在庫商品の納入/補充」を選択します。

選んだ商品を今から納品しますという申請を出す作業です。

因みにここの一覧から商品の削除や返送手続きなど、商品に関する様々な操作が可能なので覚えておくと後々使うことも多くなります^^

ここからは画面に従って進めていくだけです。

Amazon FBA 納品方法

以下の4つで正しいですか?と聞かれるので「はい、続けます」を選択。

Amazon FBA 納品方法

デフォルトでこの2つが選択されていると思いますが、特に変更なしのままで問題ありません。

僕が使っていてこの部分を変えて進めたことはありませんし、メーカーや問屋から輸送箱単位で仕入れをしている場合以外は選ぶことはないでしょう。

選択したら、「続ける」をクリックします。

個数変更と途中追加

Amazon FBA 納品方法

ここからは個数を決めていきます。

1つずつ入力しても良いですし、一番上に数字を入力すれば一括で反映されます。

この数字の入力の際に、半角数字でないとエラーになり反映されませんので、初歩的なことですが注意しておきましょう。

また商品を入れ忘れた場合や以前登録したものを追加した場合は右上の「商品を追加」の項目から足すことが出来ます。

Amazon FBA 納品方法

このように昔登録した商品の中から自由に選んで追加することが可能ですので、入れ忘れなど解消可能です。

個数と追加が完了したら、「続ける」をクリックして次の作業に進みます。

Amazon FBA 納品方法

こちらは商品をそれぞれどのように梱包するか?

など細かい情報ですが、特に入力などする必要ないのでそのまま「続ける」を押して進めてOKです。

商品ラベルと注意点

Amazon FBA 納品方法

こちらでは商品ラベルをどうするかを選択出来ます。

Amazonに依頼するパターンだと、自分では何もしなくて良いですが出品者を選択すると自分でシールを用意して印刷する必要があります。

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「ラベルを印刷ボタン」を押すと上記のようなPDFファイルが表示されます。

それを24面のシールとプリンターさえあれば問題なく印刷可能となっています。

Amazonの貼付けサービスは手数料がかかりますが、何種類もあるとAmazonが間違えたせいで何故か自分が怒られるなどあまりサービスとしてはよろしくないです。

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1枚数十円の手数料なのでそこまで気にならないですが、なるべくなら自分で用意して貼りたいところです。

Amazon販売における商品ラベルの貼り方・選び方・最安値比較

その他ラベルの貼り方や注意点もありますので、細かいですが不備のないように1つずつチェックしておきましょうね^^;

商品ラベルの注意点
元あるバーコードの部分を隠すように貼る
粘着性の強い物は箱を傷付ける可能性がある
元々バーコードがない商品は貼り付けサービス不可

注意するのは、ゲームセンターの景品のように初めからバーコードがない商品が1つでもあると貼り付けサービスが使えないということです。

自分で貼る場合は問題ないですが、もし貼り付けサービスだけで済ませている場合はJANなし商品の納品には気をつけるということですね。

場合によっては納品を分けたりしなければなりません。

納品先から納品完了まで

先程の画面から続けるを押すと、商品の種類や設定している納品先によって自動的に振り分けがされます。

Amazon FBA 納品方法

こちらを見て頂ければわかりますが、4商品とも佐賀県の鳥栖FCへと配送してくれというプランが作成されました。

これは僕自身が鳥栖FCに全て送りますという納品先固定の申請をしているからです。

昔は手数料を払うことで納品先倉庫固定が出来たのですが、今は残念ながらランダムで振り分けられる仕様に変更されました。

これで確認をして問題なければ、「納品を確定する」をクリックします。

これで納品プランを作成することが出来ましたが、危険物や大型商品が1つでも含まれていると納品プランが複数に分かれることがあるので注意しましょう。

危険物や大型商品は納品出来る倉庫が決まっているので、通常商品とは別口になってしまうAmazonの仕様なので最初の商品選定ではなるべくこれらに該当しないことを把握しておくべきですね。

商品数にもよりますが、慣れるとそれほど時間のかかる作業ではありませし、間違ったとしてもこの納品プランは後から変更、削除も可能になっています。

ダンボールの個数と配送方法を選択

では先程作成したプランを確認してみましょう。

もし一度消してしまった場合や、後からやりたい場合は、セラーの「在庫」⇒「FBA納品手続き」を選択すると、納品プラン一覧を見ることが可能です。

Amazon FBA 納品方法

「納品作業を続ける」ボタンを押して進めていきます。

Amazon FBA 納品方法

1.商品の確認

「商品の確認と修正」を押すと、商品一覧が表示されて個数を増やしたり減らしたり、再度商品ラベルを印刷することが可能です。

2.配送方法

FBAパートナーキャリアかそれ以外自由に選択可能なので、自分が使う予定の配送方法を選びます。

まだ契約など何もしていない場合は「FBAパートナーキャリア」というサービスを使ってみるのが良いでしょう。

パートナーキャリアはゆうパックと提携したサービスで、ダンボールの個数・重さ・3辺サイズを入力することにより自動で料金を計算してくれて、Amazon売上から支払いされる形になります。

もちろんパートナーキャリアを使わずに普通のゆうパックやヤマト便を使うことも良いでしょう。

3.箱数とサイズを選択

こちらでは輸送箱個数と、ダンボールの3辺や重さを入力しますがFBAパートナーキャリア以外の配送方法を選んだ場合はサイズなど計る必要はありません。

Amazon FBA 納品方法

僕がずっとやって問題ありませんので、このように選択をして箱数を入れましょう。

箱が1個の場合もこちらで進めていくことが可能です。

4.納品ラベル印刷と完了

Amazon FBA 納品方法

箱数を入力したら、最後に納品ラベルを印刷して納品完了ボタンを押すと終わりです。

納品ラベルは送るダンボールの外側に、何かで隠れないように貼ります。

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このようなラベルのバーコードをAmazonが読み込むので、濡れないようにも気をつけたほうが良いでしょう。

納品ラベルの注意点
納品ラベルは普通用紙に印刷
切ってダンボールに貼る
OPPテープで貼ると濡れ防止にもなり良い

最後となりますが、「クリックすると納品が完了します」というボタンを押すと以下のような画面に移行します。

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納品が完了しても、この出荷済みにチェックを押さないと納品されません。

また最後になりますが「お問い合わせ番号」というものを入力する欄があります。

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ここでは荷物などに万一不具合があった際に、Amazonが使用する追跡番号となっており、強制ではないですが紛失等のトラブル防止のため入力しておくと良いでしょう。

忘れずにここまでやって完了となります。

お疲れ様でした!

慣れてくると必ず効率化を考えること!

効率
以上で納品に関しては問題なくこなせるでしょう。

もう一度流れの中で、特に注意することを挙げておきますので確認してくださいね。

FBA納品の注意点
商品の個数を確認
商品ラベルを商品ごとに貼る(もしくはAmazonに委託)
配送業者と個数を間違いなく入力
配送ラベルを貼り、配送業者からの集荷もしくは持ち込み
出荷済みチェックを忘れずに!

ここまで出来て完了となります。

後は商品ラベルやプリンターを用意したり、納品倉庫の固定や配送業者の選定など色々とやることはありますが、一度構築すると簡単な作業で終わりますので是非とも習得していきましょう。

またここまで商品登録・FBA納品まで全手順を紹介しましたが、僕はこの流れを初心者の頃以外全くやっていないで全てツールで効率化しています。

個人でせどりをやっている人、月商数千万規模の業者でもAmazon販売なら必ず使っている出品補助のプライスターで実際この数倍早く納品プラン作成出来ます^^;

もし興味がある場合はこちらも細かく解説していますので、ご覧いただきAmazonFBA納品を素早く終わらせるようにしましょう!

【徹底解説】せどりでAmazon販売する際、必須のツール「プライスター」