ネット販売で本当に使える!郵便局の配送方法と料金を比較おすすめ5選

2020年6月6日

郵便局
郵便局には様々な送り方があり、「何に使うの?」と感じる事もありますよね。

全て取り上げて解説していたらキリが無いので、こちらではAmazon・メルカリ・ヤフオクなどで実際に使えるものを厳選して選んでみました。

配送料が年々上がっていることは間違いないですが、基本的に使えるものというのは変わっていません。

せっかくなので郵便局ではどのような送り方があり、配送料など何を選んで発送すると良いかを把握して安く済ませましょう!

郵便局のシステムと歴史

システム
郵便局はネット販売をしなくても、間違いなく全国民が使っていると言っても過言ではないほど生活に根付いています。

実際に全国では約24000局以上存在しており、小さな町にも必ずありますし、手紙やハガキなどを利用する人の方が非常に多いでしょうね。

ただ2007年に郵政民営化されて、職員などは徐々に公務員では無くなり普通の会社員ということになりました。

そこから10年以上経ちましたが、内部は結構複雑で色々なシステム変更など追いついていない感じがどうしてもありますよね^^;

僕は田舎に住んでいた頃は、様々な配送員の方が来られていましたがヤマト・佐川など普通の企業に比べるとちょっと緩い印象です。

それでもこれだけ普及しているので使わざるを得ないですし、文句を言っても仕方がないので徐々に良くなって欲しいかなと長い目で見るしかないですね。

基本的な発送方法
手紙・はがき・封筒(定形・定形外)
レターパック・レターパックプラス
スマートレター・ミニレター
ゆうパック・ゆうメール・ゆうパケット
ポスパケット・クリックポスト

使うかもしれないものだけでもこれだけあり、他にも送り方はありますが日常的に使うものは少ないでしょう。

この中でも例えばちょっとしたフィギュアを送る際に、普通郵便定形外を使うのか、ゆうパックを使うのかにより配送料も大きく変わってきます。

商品や価格により適切なものを使うことで配送料を抑えることが出来ますので、知っておく必要がありますね。

それではネット販売で使うべきもの、絶対に必要なものをお伝えしていきます。

1.ハガキ・普通郵便定形・定形外

切手 封筒
まずは何かしら送る機会があるであろうハガキや封筒についてです。

ハガキは「第二種郵便物」と呼ばれており、切手を貼ってポストなどに投函するだけでOKなものですね。

それ以外の封筒に入れる場合には、「普通郵便定形」「普通郵便定形外」の2種類に分かれるのですが、僕はせどりを始めるまで定形外の意味が分かりませんでした^^;

決められたサイズ・重さ以下のものは定形郵便、そしてそれ以外のことを定形外と呼び、それぞれ料金が異なってくるので注意しましょう。

ハガキ
重量 料金
通常はがき 63円
往復はがき 126円
定形郵便

・3辺最大23.5cm×12cm×1cm
・よくある茶封筒でOK

重量 料金
25g以下 84円
50g以下 94円
定形外郵便(規格内)

・長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm以内および重量1kg以内
・大きな封筒や紙袋梱包でもOK

重量 料金
50g以下 120円
100g以下 140円
150g以下 210円
250g以下 250円
500g以下 390円
1kg以下 580円
定形外郵便(規格外)

・1辺60cmまで、重量4kg以内で大きなものが送れる
・大きな封筒や紙袋梱包でもOK

重量 料金
50g以下 200円
100g以下 220円
150g以下 300円
250g以下 350円
500g以下 510円
1kg以下 710円
2kg以下 1,040円
4kg以下 1,350円

封筒で書類など送る際に、A4横3つ折り対応の「長形3号」という封筒がピッタリなので用意しておくと良いです。

またそれぞれ決まった金額の切手が売っていますので「63円・84円・94円」などよく使うであろうものは買いだめしておくべきですね。

注意点としては、1g・1cmでもオーバーしてしまうと料金不足で返送されてしまうのでシビアに計測する必要があるでしょう。

要は長形3号の封筒に書類を3つ折りで詰め込んで、51gだった場合94円⇒120円に上がってしまうということ。

ネット販売の送り方として、定形外などを使い配送料を安く済ませようと考える場合もあるでしょうが、返送されてしまうと出荷遅延になりますので注意が必要です。

メルカリやヤフオクで安いものを売る場合は良いでしょうが、Amazonの場合は追跡付きを使ったほうが良いかもしれません。

重量を正確に計るアイテム

タニタ はかり デジタル3kg

このようなデジタルスケールを1個持っておくと便利です!

その他にも結構大きめな封筒A4サイズ・B5サイズなども持っておくと定形外として送る際には便利に使うこと可能ですね。

定形外も封筒のように宛名シールを貼る、もしくは直接書き込みをして、郵便局に持っていくだけでOKなので使い勝手は良いです。

ただしこれらは集荷に対応していないので、1商品だけ定形外で送るなどは結構手間になり、無理して使う必要も無いかなと思います。

2.ミニレター(郵便書簡)

ミニレター
あまり知られていないかもしれませんが、ミニレターは切手付きの封筒で郵便局で購入することが出来ます。

1個あたり63円で「25g以下・厚さ1cm以下」を守ると紙製品のカードや写真などを発送することができる最安の方法と言えるでしょう。

普通なら茶封筒に84円切手を貼り送るところ、この条件に合うものはミニレターを買ったほうが封筒代も考えると30円近く安くなるということ。

例えば安価なトレカを300円~500円くらいでメルカリ販売などする場合は、追跡などつける発送方法は赤字になってしまいますのでミニレターがおすすめです。

中身が折れたりしないように厚紙を入れる、濡れ防止でビニールを被せるなど条件を守るように工夫すると全然使える発送方法ですね。

ただし高額な商品などを販売する際には、追跡付きでしっかり保護して送るほうがトラブルが少なくなるので、販売価格によっても変えていきましょう。

3.スマートレター・レターパック

スマートレター レターパック
こちらのサービスはあらかじめ決められた封筒を購入して、その中に商品を入れて送るだけという非常に簡単なシステム。

最初に纏めて買っておけば、封筒や切手をわざわざ用意したり細かい重量を計らずとも使えるのが魅力的ですね!

スマートレター

・全国一律180円
・A5サイズ、重量1kg以内、厚さ2cm以内
・追跡なしポスト投函

レターパックライト

・全国一律370円
・A4サイズ、重量4kg以内、厚さ3cm以内
・追跡ありポスト投函

レターパックプラス

・全国一律510円
・A4サイズ、重量4kg以内、厚さ無制限
・追跡あり直接手渡し

定形外や封筒に比べると高いかもしれませんが、レターパックの場合は追跡もあるしポストに入る厚さなら突っ込んでおくだけでOKというのも魅力的。

定形外は基本的に郵便局に持っていかないといけないのでその点も楽になりますね。

ネット販売していると結構使っている人は多い印象で、個数が多くなく契約などをしていない場合は少し買っておいて良いかなと思います。

ただし厚さなどはしっかり守らないとこちらも注意され返送される可能性もあるので気をつけましょう。

4.クリックポスト

クリックポスト
ネット販売で実はめちゃくちゃお得な発送方法がこちらのクリックポストとなり、厚さが3cm以内の商品ならこちらをメインで使うことをおすすめします。

そもそもがフリマアプリ・オークションの個人でも安く発送出来るサービスなので何も気にせず使うことが出来ます。

クリックポスト

・長さ:14cm~34cm
・幅:9cm~25cm
・厚さ:3cm以内
・重量:1kg以内
・全国一律198円
・追跡ありポスト投函

クリックポストを使う

1kgと軽いものというのがネックかも知れませんが、レターパックライトと同じ厚さなどで値段は圧倒的に安いですね。

こちらはYahooIDもしくはAmazonアカウントでログインをして、ネット上で送り状を印刷出来るシステムです。

支払いにはそれぞれログインした先のクレジットカードから引き落としになるので、まさにネット販売向けで使いやすいです。

いつ使うか分からないかもしれませんが、登録して常に使える状態にしておくことをおすすめします。

5.ゆうパック、ゆうメール、ゆうパケット

ゆうパック
ゆうパックは大きなダンボールなどを送る際に、一般的に使われる配送方法ですね。

ただし距離や大きさ、重量によってかなり値段が高くなりますので、なるべくレターパックプラスなどギリギリ使って入らないものを送るという方が良いです。

そしてゆうメール、ゆうパケットは厚さ3cmまで送れますがこちらは契約して使う前提で、普通に使うことは出来ますが正規料金は高いのでクリックポストで十分ということだけ知っておきましょう。

一応概要だけはそれぞれ掲載しておきますのでご確認ください。

ゆうパック

・3辺合計170cmまで、重量30kg以内
・サイズ、送り先までの距離で運賃が変わる
・ネットにて集荷が可能
・追跡付き手渡し
ゆうパック料金計算はこちら

ゆうパケット

・長辺34cm以内、厚さ3cm以内
・厚さ1cm以内:250円
・厚さ2cm以内:310円
・厚さ3cm以内:360円
・追跡付きポスト投函

ゆうメール

・長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm以内
・重量1kg以内
・重さにより180円~360円
・追跡なしポスト投函

ゆうパックは正直高いですが、例えばプリンターなど大きなものをネット販売して単品で発送する場合には、郵便局ではゆうパックしかありません。

ヤマト宅急便、佐川宅配便などを選ぶことは出来ますが、正規料金でそこまで大きく変わるわけでも無いので、事前に送料を調べておく必要があるでしょう。

3000円などで販売してしまうと、送料が地域によっては2000円近くかかってしますので、送料分当然ですが高値を付ける必要があります。

もしそのようなダンボールを沢山発送する、またゆうメールやゆうパケットのサイズで大量に送るなら「特約」をして配送料を安くすることも出来るので、気になる場合は参考記事もご覧ください!

【特約】郵便局のゆうパックなどの契約方法と必要な個数と運賃

他の業者を使う・商品を扱わない場合もある?

比較
すべてを把握して毎回発送方法を変えるというのは面倒ですが、様々な商品を取り扱う場合は仕方ないことです。

もし送料など気になる場合は、逆に薄いもの本・CD・DVDなどをメインに扱うなど商品自体の工夫をせどりではやっていくことも必要かもしれません。

また郵便局にこだわらず、ヤマト運輸などのサービスとも比較してなるべく安い方法を探すことも必要となるでしょうね。

ウェットティッシュ

ちょうど手元にあったものですが、このような商品は定価500円ほどで、立方体なのが問題で厚さ3cm以下の方法で送ることが出来ませんよね。

危険物認定され使えないかもしれませんが、もし仮に定形外が使えたとしても重量が使いかけで280gくらいあり送料は510円になります。

1000円で販売したとしても手数料、送料など考えると手残りはないので、最初から売らないほうが良いという結論になってしまいますよね。

このように送料を考えた前提で販売することも大事になって来ることは間違いありませんので、覚えておいて活用して頂ければと思います^^