Amazonで自己発送する際の「配送料」設定・変更方法手順
AmazonでFBA倉庫を利用しない場合は、自分で送料の設定をする必要があります。
特に離島・沖縄・北海道などは普通に送る場合配送料が他地域より上乗せされてしまうので、どうするかなど事前に決めておかないと損してしまいますよね。
自社発送・自己発送を少しでもやる場合は注意して設定しておきましょう。
今回はAmazon販売でジャンルごとや地域ごとの配送料の設定方法とそれぞれの注意点を解説していきます。
配送料を変更できる条件
Amazonではプライムマークが付くFBA出品だと送料無料表示になりますが、自己発送の場合は出品するとこのように送料が自動的に決められています。
この送料設定は最初デフォルトで決められており、自分で設定をし直さないと無意味に送料が上乗せされてしまうので面倒ですよね^^;
因みにAmazonでは大口出品と小口出品の2種類があり、配送料の変更が出来るのは大口出品専用のサービスなので、事前に大口出品であるかも把握しておきましょう。
違いは以下の記事を参考にご覧ください。
⇒Amazon大口出品と小口出品の違いと切り替え時の注意点は?
Amazonで初めて出品をした場合、以下のような配送料が自動的に設定されています。
Amazon倉庫を利用したFBA発送とは違い自己発送をする場合の配送料となります。
引用:Amazonヘルプ
大口出品の場合は、セラーセントラルよりこの配送料を自由に変更出来るということ。
2018年以前にはメディア系と呼ばれる商品の配送料は大口出品でも固定されており、変更することが出来ませんでした。
Amazonのセラー配送設定にて「移行された配送パターン」などと記載されている理由は、以前の配送パターンから変更されているので注意してくださいねーという意味があり、今は変更することが可能です。
Amazonの配送料変更方法
まずはセラーセントラルにログインします。
右上にある設定⇒配送設定をクリックしましょう。
すると現在の配送パターンなどが表示されていますが、とりあえず一般設定から確認していきますね。
こちらから出荷元住所・営業日と締め時間・お急ぎ便の登録などが変更出来るようになります。
土日なども普通に出荷する場合には、ここの設定を変更しておくと購入者に表示されるお届け日数が変わってきますので変更しておいた方が良いでしょうね。
お急ぎ便として発送できる「マケプレプライム」は登録することで使えるようになり、自己発送でもプライムマークが付く変わりに発送の条件などが厳しくなるものです。
とりあえずこちらでは一般の配送パターンを説明してきますね。
配送パターンの方に戻ると、「移行された配送パターン」というものがデフォルトで表示されていると思いますので、右上の「配送パターンの編集」から設定を変更します。
因みにこちらは僕のアカウントなので新しいアカウントであればちょっと表示など違う可能性もあるので注意してくださいね^^;
配送名は特に変えなくても良いですが、複数の送料パターンを作成したい場合には自身で決めたものを入力していくと良いでしょう。
そして次に個数・重量制か購入金額制を選びます。
個数・重量制
商品の個数ごとの設定か、配送ごとの設定が可能。
またほとんどやっている方は聞かないですが、重量1kgごとに料金を設定可能です。
送料を一律無料にする場合や、商品ごとに設定したい場合は基本こちらを選択することで問題は無いでしょう。
大量出品をして、注文金額合計により値段を変えたい場合には、購入金額制の方を選ぶことになります。
購入金額制
こちらはその名の通り購入者の注文合計金額によって配送料を変える方法です。
例えば、3000円未満の注文に関しては配送料500円に設定して、3000円以上で送料無料(0円)などに設定可能なのでどちらかと言えば大手セラー向き。
特に自己発送で大量に商品の種類を出品している場合の合わせ買いなどに向いている設定方法でしょう。
商品数が少ないなら選ぶ必要はありません^^;
こちらでは個数・重量制を選んだ場合の設定で進めていきますが、後は地域ごとに所要日数・送料を変更して保存するだけでOKです。
デフォルトでは「本州」「北海道/九州/四国/沖縄」「離島」の3パターンで分かれていますが地域なども編集可能ですね。
所要日数はお住まいの地域によっても変わってくると思いますので、例えば北海道在住の場合は当然九州・沖縄など時間がかかってしまいます。
配送の契約などをしている場合には、地域ごとにどのくらい時間がかかるか相談した上で地域を編集していくと良いでしょう。
問題は送料を入力する項目ですが、2つあるので必ずどちらか1方のみ入力するようにしないと2重でかかってしまうことになります^^;
注文あたり
注文あたりは1注文あたりの配送料になるので、同じ人が複数購入しても送料は変わらないという設定です。
例えばこちらを500円に設定してると、1000円の商品を3個購入された場合には3000円+送料500円ということで3500円になりますね。
個人せどりなど扱う商品が少ない場合などはあまり意味がなく、基本的には商品あたりに設定しておく方が良いかもしれません。
ガッツリショップとして複数買いを促したい場合にはこちらでも良いですが、その分商品価格を他の人より高くしないと利益が出せない可能性もあります。
商品あたり
こちらに金額を入力すると、商品1個あたりに配送料がかかってきます。
先ほどと同じように500円に設定した場合に、1000円の商品が購入されると1500円になりますね。
ただ同じ人が3個買った場合は、1500円×3個で4500円の送料になってくるので損はしませんが複数購入されることが少なくなるかもしれません。
この辺の細かい設定変更は正直自分の取り扱うジャンルのライバル次第で、設定を変えていく必要があるかなと感じます。
送料まで決めたら、下の方にある保存をクリックして完了を忘れないようにして設定は終わりになります。
またマケプレプライムや海外発送に対応する場合は、こちらに表示されているところにチェックを入れてそれぞれ同じように送料設定すればOKですね!
因みに僕の場合ですが、離島のみ配送料を1000円に設定してそれ以外は配送料0円に設定しています。
配送料0円設定のメリット
僕が基本の配送料を0円にしているのは、様々な商品を扱うため値段を決めやすいというのが一番の理由です。
また見栄えが良くなりライバルとの価格競争に勝ちやすいということもあります。
以下の表示を見てみましょう。
上が配送料500円の設定で、下が本州配送料無料で設定されています。
料金は同じなのですが、このように表示されると「無料」という言葉に惹かれて購入する方も多いかと思います。
更には沖縄・離島などはちゃんと送料を上乗せ設定することによって、配送料に関して損することはないでしょう。
商品ごとの配送料設定も可能!
これまで解説してきた方法は、全ての商品に一括で適用する設定方法となります。
もちろん商品ごとに個別で設定することも出来ますが、ちょっと面倒くさい設定などをしないといけないので上級者向けですね^^;
例えばですが、通常サイズの商品は基本の配送料設定を適用させて、たまに扱う大型商品だけは個別で配送料を設定したいという場合など。
これらの設定をする際には、エクセルファイルをダウンロードして数値を入力してアップロードするなど多少面倒な方法を取らなければなりません。
特に販売する際にこれらが必要になることは少ないでしょうが、設定する必要があればAmazonに電話しながら設定することをおすすめします。
時期によっても設定方法などが変わってくる場合がありますので、ヘルプやブログなどの文字だけを見て完結するのは難しいですからね^^;
一応これらの配送設定をした後、実際に注文が入って出荷する流れも記事がありますので、こちらも併せてご覧ください。
複雑な設定をする上でAmazonのテクニカルサポートも結構便利で僕も良く電話かけてますので、そのサポートを使う方法もぜひ覚えておいてくださいね。
ディスカッション
コメント一覧
初めまして 解説が分かりやすく素晴らしいブログですね
問い合わせにも入れさせていただきましたが、
配送設定押してもこの画面出てきません
小口出品だと不可なのでしょうか?
カスタマーに聞きましたが、仕組み理解してないオペレーターでまだ解決してないです
マケプレまだ初心者なので素晴らしいブログがあって勉強なります 更新応援してます
解説お願い致します
うなぎマンさん
コメントありがとうございます^^メールにも返信入れておりますので、ご確認ください!
おっしゃる通り、小口契約であればこれらは変更出ないようになっております。
それなりに販売する数があるのであれば、大口契約をおすすめしています^^
また何かありましたら、メールでもコメントでも頂ければ幸いです。
はじめまして。
とてもわかりやすいサイトの運営、ありがとうございます。いつも参考にしています。
「配送料の変更」について質問があります。本文中に
「メディア系と呼ばれるジャンル以外は配送料が変更可能です。
Amazonでのメディア系とは、■本■CD・レコード■ビデオ■DVD
これらの配送料は変更が出来ません」とありますが、
最近、大口出品者は本の配送料も変更しています。
下記リンクを御覧ください。
https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B073LPCNCW
これは某自動車雑誌の出品状況ですが、基本的には通常の本の配送料である257円が多いものの、中には500円、349円という配送料にしている出品者もいます(2017年11月25日16:00現在)。
出品経験のある方なら説明不要なことですが、品代+配送料の合計が同じ1000円でも、743円+257円で出すより、500円+500円で出す方が出品者の利益は大きくなりますよね。
購入者にとっては同じ1000円でも、出品者からすれば、品の価格を下げて、配送料を上げた方が利益は大きくなるわけです。
僕は小口出品者なので、257円から動かしようがありませんが、大口出品者の配送料変更はメディア系も無制限になったのでしょうか。
お手数ですが教えてください。よろしくお願い致します。
araiさん
はじめまして、モげをです。
いつも参考にして頂きありがとうございます。
メディア系のジャンルも最近配送料を変更出来るようになりました。
メールが来ていましたので、おそらく大口出品者でメディア系を取り扱っている人に向けてのサービスかもしれません。
1) 2017年10月27日:柔軟な配送料の設定機能
2) 2017年10月24日:販売手数料・カテゴリー成約料の変更
こんな感じで、10月末から配送料を変更できるようになっています。
記事の方にも後々追加させて頂きます^^;
なるほど、そういうことだったんですね。
僕はメディア系のみを出品している小口なので、
若干の影響があるように思いました。
例に挙げたように、品代+配送料の合計が同じ1000円でも、
購入者は品代743円より500円にひかれると思うので。
御回答ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。