モノレート閉鎖(2020/6/30)に伴うせどりの影響と代替ツールを解説

閉鎖
当サイトはAmazonせどりに関して5年近く運営してきましたが、大きな変化がやってきました。

ちょうど昔の記事を調整していたのですが、「モノレートが閉鎖」とのお知らせが2020年6月15日に発表されて慌てて記事を書いています^^;

Amazonせどりには間違いなく必須のサイトとして誰もが紹介していたものですし、僕自身もものすごくお世話になったので感謝しかないです。

こちらでは代用ツールの存在、そして初心者などモノレート以外他のツール・アプリなどを使いせどりを継続する方法をお伝えしていきます。

ネット販売は過去相場を見て仕入れること前提

相場
まずはAmazonせどりの大前提として、過去の相場を見てから販売価格を予想して仕入れをするというのが一般的です。

これは既製品、すでに商品ページがあるものに対して相乗りする形で出品する場合に必ず必要な手順になりますね。

例外としてオリジナル商品を作成、自社のブランドなどで商品ページを自分で作成する場合には特に関係ないので気にしなくても良いと思います。

ただ副業でせどりを始める人や転売をメインとする場合には自分で商品を開発するなどはハードルが高いことなので難しいですね。

このモノレートを使い相場を見る必要がある理由は、「時期によりライバル数や値段が細かく動くから」というのが一番ではないでしょうか。

仮に昔仕入れをしたことがある商品だとしても次仕入れをする際には、またその時の相場を確認してから仕入れをしないと値崩れしている事もよくありますからね。

  1. 相場やライバルをチェックして想定売価を決める
  2. 想定売価、手数料を考慮して利益出せるなら仕入れ
  3. 一ヶ月や半年の売れ行きにより仕入れする個数も変える

この手順をほとんどのせどらーが実行していたと思いますが、➊の段階でモノレートを見る必要があったということですね^^;

Amazonだけを見ていても、現在の出品者や価格しか把握出来ないので、それだけ見て価格差があるからといって仕入れすると必ず失敗するので注意が必要です。

モノレートが閉鎖する理由


全せどらーがお世話になったと言っても過言ではないモノレート。

そんなモノレートですが、閉鎖した理由は「Amazonの規約違反に該当する」ということで、おそらく対応が不可能なレベルの問題が起きたということでしょう。

本来ならば、Amazonのアカウントなどもそうですが規約違反により改善しろと言われたら、間違いなく何かしらの対応をすると思います。

ただここまで長く大きなサイトが閉鎖せざるを得ないということは、システム的に対応不可能という判断をされたのではないでしょうか。

予算的な問題だとすれば協力を仰げば間違いなくクラウドファンディングのようなシステムで大きな金額が集まると思いますよ。笑

今回の場合はAmazonから規約違反と言われているので、仕方なく撤退という形になるでしょうがこれは他のツールも同様に言えることなのでハッキリ言って怖いですね。

Amazon相場を確認する代替ツール・アプリ紹介

代替
どう考えても過去の相場は必ずチェックしないといけませんので、こちらでは代わりになるツールなどをご紹介していきます。

おそらくモノレートに代わるサービスなどが続々と始まってくるでしょうが、あれほどのクオリティだとそこまで追いつくのはかなり時間がかかるかなと思いますね^^;

Keepa(キーパ) Amazon Price Tracker

Keepa - Amazon Price Tracker
keepaの拡張機能追加はこちら

まずはGoogleChrome(グーグルクローム)の拡張機能ツールとして昔から使われている有名なもので入れている人も多いと思います。

こちらはAmazonのページに直接埋め込まれる形で表示されるもので、2019年2月から一部の機能が有料化されていますね。

無料版で使える機能

・新品&中古の価格推移(全期間)
・Amazon本体の価格推移
・商品価格のトラッキング(値下がり通知)

有料版で使える機能

・売れ行きランキングのグラフ
・カートボックスの価格
・出品者増減の推移

この中で一番重要なのは「売れ行きランキングのグラフ」で、価格が動いているから売れているわけではありませんので、正直有料を使わないと意味が無いかなと感じます。

ただモノレートに慣れていると最初は違和感があるかもしれませんが、しっかりと細かいデータを拾ってくれているのでめちゃくちゃ便利です。

  • 海外運営で全Amazonに対応しているので大規模なツール
  • 月額約2000円弱(ユーロ払いのため変動)
  • 電脳せどりだと全く問題なし
  • iPhoneのブラウザだと特殊設定で見ることが出来る
  • せどりすとプレミアムではKeepaが表示

基本的にはPCで見ること前提なので、PCでAmazonを開く場合には結構快適に使うことが出来ますしモノレートを開く手間もなくなり、慣れると非常に使いやすいです^^

問題は店舗に行く場合で、普通だとスマホから拡張機能は見れないということが店舗せどりにはかなりの弊害になってしまいますね。

ただiPhoneの場合はアプリのショートカットを使う事でブラウザSafari(サファリ)からkeepaを見ることが出来ます。

同じく有料検索ツール「せどりすとプレミアム」を使用している場合も、小窓からkeepaのグラフを確認することが出来るので、設定次第では使えるということですね!

DELTA tracer(デルタトレーサー)

デルタトレーサー
DELTA tracerのサイトはこちら

デルタはGoogleChromeの拡張機能、そしてサイトとしても使えるモノレートに似た外部サイトとなります。

モノレートに限りなく近く、2020年4月くらいからモノレートで表示されていなかった部分のグラフも表示されていますので、データはかなり拾ってきている印象ですね!

ただ形式がやはり元せどらー関係者が作成した外部サイトということで、こちらも同様のペナルティにより使えなくなる可能性もあります。

keepaは元々海外で作られているもので、世界的に使われていると考えると運営の規模や対応、使える運営資金などが段違いですよね。

今回の件でデルタの運営者がどのように動くかによってもサイトの使い方は大きく変わるので、今後の動きに注目といった形でしょう。

まだまだ不安定な部分もあるので、長く運営されていて実績も多いkeepaを有料でも使って慣れていくことを個人的にはおすすめしたいですね。

  • 運営が元せどらーグループで対応が分からない
  • 記事作成段階ではモノレート同様に使いやすい
  • 拡張機能で一覧ページにもグラフ表示で便利
  • とりあえず無料で代替したいならこちら

今後のことを考えると運営者さん次第ですし、ユーザーが増えるとそれだけ運営費も必要になるので、不可がかかり使えなくなる可能性も十分あります。

その不安さえ無ければ良いツールなのですが^^;

せどり自体どうなの?今後の業界に注意

注意
今現時点である程度せどりを身に着けて売上を確保している人に関しては、正直さほど影響は無いかなと思っています。

僕の周りでも当然話題になりましたが、逆に相場が完全に見れなくなるったとしても、知っている人だけが得をするということで逆に美味しい状況だからですね。

問題は、初心者さんや僕のような情報発信者です。

僕は2014年からせどりを開始して今では副業や資産運用的な感じで軽く回しているのですが、年々Amazon規制も厳しくなってきていますよね。

更には今まで当たり前のようにモノレートがあるからこそ出来ていた手法が大きく変わるということ。

そうなれば伝える側も変化していかないといけないというのが、僕的にはかなり考えさせられることになりましたね^^;

初心者にお伝えしたいこと

・Amazonせどりは年々ハードルが高くなっている
・結局は資金力なのでお金ないうちからやるものではない
・時代により手法がダメになる覚悟が必要
このような転機には甘い言葉に要注意

中級者にお伝えしたいこと

・手っ取り早く他の収入源を持つ
・せどりから物販へと進化させる
このような転機には甘い言葉に要注意

僕がお伝えできるのはこのような形で、上級者の方は読むまでもなくすでに何かしら対応で動いていると思いますからね^^;

初心者にとってはAmazonせどりのハードルは規約なども厳しくなり、このような外部ツールまで規制され始めたら難易度が高くなってきます。

もし僕が教えるなら、最初から資金を数百万用意して、有料のkeepa・せどりすとプレミアム・プライスターの3つを使う前提で話していくと思いますね。

この段階でかなり始める人は少なくなのではないでしょうか。

まあ、余剰金でとりあえずやってみるということは大事なので、生活に支障がないならスキルを身につけるためにやることは非常におすすめです。

後はこの転機に乗じて儲けようとする輩はめちゃくちゃ増えてきますので、甘い言葉には惑わされないようにしてくださいね^^;

全ては自己責任ですが、慣れてないうちからコロコロ手法を変えていくほど失敗する確率の高いものはありません。

全ては動いてみてから判断すること!

次のステージ
色々と書きましたが、今回の大きな転機に何をしたとしても正解だと思いますよ。

このことをキッカケに中途半端に取り組んでいたせどりから足を洗うというものアリですし、逆にライバルが少なくなる事により独自の手法をガンガン攻めるものアリ。

僕もこのような考察系記事をリアルタイムで久しぶりに書きましたが、これも1つの変化であるということです。

モノレートありきの説明や記事などは全て修正していかないといけないので僕も色々とやることはありますが、実際この記事をしっかり書いています。
(アクセスあるからといって2年くらい放置してた・・・)

何にせよこのようなことは他業界でも何をやっても起こるので、今後もある程度保険として副業や複数のスキルを身に着けておくことをおすすめしますね。

「何もしない」というのが一番愚策ですので、何かしら自分なりに考えて動いてみてください^^