「せどり風神」のサービス終了について、当時の手法と代替ツール

2020年6月6日

せどり風神
今はなき店舗せどりに必須だった「せどり風神」。

有名な起業家であるココデ・グローバル株式会社代表の「加藤将太」さんが開発したもので、せどり業界では一世を風靡した検索ツールと言っても過言ではないでしょう。

当時はほとんどのせどらーが使用しており、僕がせどりを始めて最初手にしたツールがこのせどり風神でした。

振り返ってみて何故サービス終了という形になったのか、そして他に変わりとして使えるツールが存在するのかなどをお伝えしようと思います。

せどり風神の機能・料金

  • 検索ツール「せどり風神」
  • 価格改定システム「価格雷神」
  • 評価依頼メール
  • 出品代行システム
  • 豊富なマニュアル

せどり風神の主な機能はやはり検索ツールです。

付随したサービスで色々と追加したり、使えるものも多いですがメインとしてはバーコードを読み込んだ高速検索が売りの1つでした。

2013年頃にリリースされた風神ですが、当時は「本せどり」が主流で新品や電脳などそこまで浸透していなかったのですね。

で、このツールのすごい所はバーコードリーダーと連動して本棚丸ごと5分もかからずリサーチしてしまえる速さにあります。

ツールにてランキング◯◯以上なら仕入れ、粗利◯◯以上で在庫予想期間が◯日以下なら仕入れなど細かい設定が出来るのですね。

これにより普通の本せどらーが目利きや手打ち検索している中で、一瞬で検索して引っかかったものを抜いていくという非常に効率良いツールでした。

コース スキャン数 フォローメール ポイント 月額
無料版 100回/1日 50通1P ナシ 無料
ライト会員 1500回/1日 50通1P ナシ 3800円
フル会員 1万/1日 無料 月30P配布 13800円
ライト+フル 2万/1日 無料 月30P配布 17600円

料金と会員ごとの特典はこんな感じでした。

先ほど説明した高速仕入れをするには、やはりフル会員以上になって1日のスキャン数を1万まであげないと全く足りない状態でしたね。

ですので僕もフル会員になり、ブックオフなどの本棚をひたすらリサーチしたのがせどりとして初めての入り口でした。

上手くツールを使いこなしている人は、本だけでなくCDやDVDにも活用して効率よく仕入れしていたのではないでしょうか。

ライバルは当然増加、ツールはサービス終了


せどり風神のサービス終了になったのは、2017年5月頃でしたが、使えなくなったから退散というわけではなく、元々撤退する予定だったようですね。

ただ僕が風神を使って大きく儲かったかというとほとんど利益が出ませんでしたね^^;

これはせどり初心者全般に言えることだと思うのですが、周りが儲かると言っているからといって、自分が上手くやれるかはまた別問題ということです。

この風神でも上手く使った人はかなり利益を出したのではないでしょうか?

僕が失敗した理由は、ツールが有名になりすぎて一気に同じような手法が流行ったため、単純に価格崩壊したことにも原因があるでしょう。

同じような設定のツールを使っている人が全国に増えすぎたら、当然ですが飽和というより本来売るべき価格よりガクッと下がることがどうしても起きてしまいます。

せどりのことやビジネスの事を当時は全く分かりませんでしたが、ツールが悪いのではなく使い方と使う時期なども考えれていなかった自分も問題でした。

やはり同じことばかりで思考停止するのではなく、時代は変わっていくわけですから常に色々と模索して視野を広く持つべきだということですね。

ツールの完成度や使用感はどうだった?


せどり風神自体は非常に優秀だったと思います。

僕自身は初心者から成長して、ある程度ツールを使いこなしたり効率化を考えたりしていますが、今でも上手く扱いきれるか難しいですね^^;

細かい設定をして例えばスキャン担当のバイトさんを雇って設定通りに仕入れ指示。

そして検品・自己発送のシステムなど整っていたら、少ない元手で大きく利益を出すことは出来たのではないでしょうか?

実際に僕が2015年にせどり風神を使わなくなった後、2016年~2017年もせどり風神をメインで使い自己発送システムでしっかり利益を出している知り合いもいました。

実はサービス終了した今の方が使えるかもしれません。

やはり皆が群がるような手法というのは、長く稼ぐものではなくその時にしか上手くいかないことが多いです。

ただ今せどりをしている周りで「本せどり」をメインでしている人がゴロゴロいる状況とは違いますよね?

ということは、無理に皆がやっている手法をやるよりも、実は本せどりの方が堅実に儲けることの出来る方法かもしれません。

せどり以外どのビジネスでもそうですが、やはりライバルがいない所を察知して上手くやるのが個人で稼ぐには重要になってくるでしょう。

代替ツールやおすすめアプリは?


店舗での検索ツールに関しては、「せどりすとプレミアム」一択だと思っています。

無料版のせどりすとやAmacode(アマコード)などありますが、初期費用や月額を払ってでもせどりすとプレミアムを使いたいですね。

検索アプリ「せどりすと・せどろいど」性能・使い方紹介

そして価格改定やサンクスメール、出品作業などの効率には「プライスター」を使うのが一番です。

僕がせどりを始めた当初から長く稼いでいる人はこの2つのツールのみを上手く使いこなしている人が多い印象ですね。

売上管理・価格改定ツール プライスターの使い方・評判

プライスター、せどりすとプレミアムを2つ契約して使ったとしても月額は1万円ほど。

ある程度慣れた人で週に1,2回でも仕入れに行けるなら大したコストではないですが、初心者はまず無料のものを使ってみてくださいね。

ツールや効率化、儲かる系の発信は色々勧められるかもしれませんが今の自分に見合ったものを使うのが一番です。

今の自分には何が必要なのか、利益に対して投資する価値があるのかをしっかりと見極めて、特に月額がかかるツールは慎重に探してみてください^^