新品家電などの「保証書」の印鑑ありや無記名を販売して良いのか?

2018年3月28日

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Amazonで新品販売する際の規約が2017年9月に変わり、せどり業界では話題ですね。

それに対しての記事は書きましたが、今回は新品家電系の保証書問題について解説をしていきます。

量販店系で仕入れを行っている人も多数いますからね。

今後せどりを始めたい人、今悩んでいる人の参考になると幸いです。

それでは、ご覧ください^^

メーカー保証書とは?

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まず大前提としてですが、機械系の商品は「保証書」が同封されている事がほとんどです。

これはメーカー保証書と呼ばれるもので、製造したメーカーに直接修理依頼などする時に使います。

5年くらい使う白物家電などであればすぐに買い替えるわけにもいきませんからね。

保証書という紙が入っているパターンと説明書の裏面などに記載される場合もあります。

購入する側から考えるとこの保証の部分は非常に重要だと言えます。

このメーカー保証書は封がされている商品に関しては、どこで買っても無記名のままです。

ただし大手の量販店では購入直前に「開けて保証印だけ押させてもらいますね~」という店舗も多いです。

店舗保証書とは?

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メーカー保証書とは別に、購入店舗からの保証が「店舗保証書」「店舗保証印」「販売証明書」などと呼ばれています。

これは、先ほど言ったように別で紙を貰うか、直接メーカー保証書に印や日付を付けるバターンの2種類がありますね。

もちろん普通に自分用として買う場合にはやってもらったり店舗保証書を失くさないようにするべきですが・・・

転売したい場合はこれを新品と言えるのかというところが問題になってくるわけです。

結論から言えば規約違反

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メーカー保証の定義はそれぞれで違うでしょうが、無記名でメーカー直の仕入れや問屋・卸業者からの仕入れは未記入で保証は始まっていないと捉えて良いでしょう。

どこで買ってもおそらくは購入日から1年間などの記載があるはずです。

ただし記載があろうが無記名だろうが、量販店や普通の小売店で買った場合は絶対に店舗保証が始まっているはず。

そうなるとAmazonで転売する時点ではすでに保証が始まっているというのが正しい認識でしょう。

メーカーの定める保証期間が既に始まっている、もしくは終了している場合は、新品登録不可

これが先日追加された規約項目。

大元の購入は量販店だったとしたらそれを転売した時点ではすでに保証が始まっているので新品販売不可というのが正しい認識でしょう。

例えばヤマダ電機でプリンターなどを仕入れしたとします。

8000円で仕入れて13000円で新品販売を狙いました。

ただ購入するときに保証印を押される場合と押されない場合はありますが、必ず店舗保証書が付随してきます。

ということはその時点で本来なら新品で出品は不可。

13000円で新品販売の予定が10000円でほぼ新品販売となり利益が出なくなります。

ただし現状はグレーゾーン

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規約違反・・・は上記でお分かり頂けたかと思いますが、では現状Amazon新品販売が本当の小売店しかいないか?といえばそうではありません。

普通にせどらーが出品していますし、量販店仕入れオンリーで数百万・数千万と売り上げている方も多いでしょう。

というのも、出品する際、全商品に審査があるわけではないということ。

仮に事前チェックが必要であれば、新品せどらーは正規の小売店として卸業者やメーカーと契約しない限り全滅です。

現状では、Amazonから商品ごとにどこで仕入れたか連絡が来て、請求書など提出出来なければ出品停止となります。

ですので、ほとんどの出品者は様子を見つつ方針を変えているわけではないと思います。

ただ無記名だった場合はまだ良いですが、保証印を押された状態での新品販売は個人的にはどうかな・・・と思います。

色々な方から意見をもらいましたが家電系ではなくゲーム機本体などは購入時に保証印を押されることが多くなってきてるようです。(※転売防止)

僕個人的な意見ですが、下に挙げる機械新品を取り扱う際はリスクがあると考えています。

  1. 家電系全般
  2. PC周辺機器
  3. ゲーム機本体・周辺機器
  4. 楽器
  5. カー用品

たまたま僕はホビー系メイン+中古系メインのため、これらを取り扱うことはほとんどなく細々とやっています。

これからも量販店に仕入れに行くのは躊躇するかな~と。

それならば中古やった方が慣れているので早いです。

機械系以外の新品はどうか?

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ここではメーカー保証書や店舗保証書がある前提のお話をしてきましたが、ではそういった保証書がない部類の商品はどうか?ということです。

例えばドラッグストアにてシャンプーや洗剤、よく言われているヘルビ系商品を仕入れた際はどうか?ということです。

仕入元を提示しろとAmazonから言われた場合、ドラックストアからの請求書が必要になってくるわけです。

レシートや領収書ではなく請求書を出してもらえるのか?レシートだったら無理なのか?となってしまいますよね。

ただ先ほども言ったように現状はグレーゾーン。

まず仕入元の確認自体が全体の割合で見ると少ない方だし、自分がドラックストアでいい商品も見つけた場合は普通に新品販売すると思っています。

ただこのグレーっぽい状況がいつまで続くのかはAmazonの機嫌次第です。運良く数年全く何も言われない人もいれば、現在も仕入元確認をされている人もいるでしょう。

そのような状態の事業に頼ること自体が危ないです。

副業レベルでダメだった時は他のことをする、本業の場合は違うキャッシュポイントも徐々に考えておく必要があると思っています。

総括

いかがでしたでしょうか?

正直、規約違反だがシビアに守ると新品は何も販売出来なくなるというのが現状。

ですのでどこまでやるかは全て個人の判断になってくると思います。

著作権違反の商品を販売、海賊版を販売などは明らかな法律違反となりますが、この保証書問題はあくまでAmazonでの違反ですからね。

どこまでのリスクを許容するか?はそれぞれの考え方次第かなと思っています。

ですので、僕は機械系新品は躊躇しても他の新品に関しては現状販売し続けています。

それもダメだろと思う人はやらなければ良いお話。

仮にCDのビニール未開封などを新品で仕入れたら購入者の誰が受け取っても新品です。

文句を言う人はいないし、それが廃盤品だと逆に出品してくれたから手に入ったと思われるかもしれません。

将来的に新品が出せなくてもほぼ新品が飛ぶように売れるような時代になるかも知れませんし・・・

悲観するよりも様々な手法、個人で稼ぐ力を身に着けておけば全く問題ないでしょう^^