せどりに大打撃?Amazonの規約変更によりAmazon刈り取りが全面禁止に
Amazonでは度重なる規約変更がされていますが、今回ほど気になる変更はないのではないでしょうか?
急にAmazonの出品規約が変更された内容と、それによる影響について解説をしていきます。いやはや、一体どうなることでしょうか・・・。
知らせは突然に
今回の規約変更ですが、Amazonからのメールがあったわけではなくいつの間にかコンディションガイドラインに追加されているというイメージで良いでしょう。
この変更により影響を受けた・・・という話は記事を書く時点で全くきいていません。
早速ですが、規約変更内容を見てみましょう。
今回は新品の出品に適応されるルールが3つほど追加されたということですね。
メールも来ていないのに気付いた人は凄いです。笑
この3つでせどらーに大きく影響があるとするならば1番目と3番目のルールです。
これらを1つずつ細かく見ていきましょう。
個人から仕入れた商品
これは何を意味するのかというと、メルカリなどのフリマアプリやヤフオクから仕入れた商品を新品で出品することは出来ないということです。
結構な割合の人がこの手法で販売していることは経験があるでしょう。
また少ないでしょうが、知り合いから買ったり、個人からの買取品などを新品で販売することもまたNGとなります。
リサイクルショップ業者さんがAmazon販売しているパターンもあるでしょう。
その場合は、個人からの買取品を販売することがほとんどだと思いますので、ほぼ新品以下でしか出品できないということになってしまいますね。
店舗せどりならOKか?
基本的にレシートが発行されている店舗で仕入れを行い、新品で販売するというのはOKでしょう。
リサイクルショップの未開封・未使用品などは正直グレーだと思いますが、リサイクルショップの明細が出る以上は問題ないでしょう。
ただ個人的にリサイクルショップでの新品仕入れもメルカリ・ヤフオクからの仕入れもあまり変わらないのでは?と思っています。
出来ることなら普通の量販店などで新品を仕入れていきたいですね。
電脳せどりでも事業主、業者ならOK
メルカリ・ヤフオクがダメだと言いましたが、この2つを使って業者さんからの大量仕入れをしている人も多いでしょう。
むしろ電脳で大きく利益を出すのであればする必要がある事。
ですがそれらの業者さんが明細を出してくれるかがポイントとなってきます。
個人的にも何名か、このような業者さんと繋がって新品の大量買いを定期的にしていますが、残念ながら明細は出せないような訳あり出品だと思っています。
本来なら堂々とAmazonで販売すればいいのに、わざわざフリマアプリやオークションを使っているのはバレたくないから・・・という向こうの都合もあるでしょう。
もしそうだとしたら業者でも明細が出せないのでNGということになりますね。
この項目の対応策
これをやったらすぐにでもアカウント停止というわけではないでしょうが、自分の方針が新品メインであれば方向転換を視野に入れた方が良いでしょう。
仮にAmazonから警告が来て、繰り返してやってしまうと当然アカウント停止などの措置を取られる可能性は十分に考えられます。
となると急に方向転換は難しいと思いますが、他の手法を取り入れる・中古をメインで仕入れるなど意識はしていくべきだと思っています。
メーカー保証について
2番目の項目は特に重要視すべきではないでしょう。
例えばメーカー保証が必ず3年正規代理店で購入すると付くなどの条件がある商品を転売することは出来ない。
もしそれが発覚すると規約違反なるということでしょうね。
新品メインの店舗せどらーの話を聞くと、保証書や保証印に関してあまり深く考えてないという印象も受けます。
量販店で新品購入して、保証印を押されようが構わず新品で出す人は非常に多いはずです。
今後はこの規約を元に、保証関係も整って行く可能性は十分にあります。
やはり店舗せどりの終着点として、如何に卸業者から直接仕入れ出来るかが今後ポイントになってくると思います。
家電量販店の店員さんとの繋がり・・・といってもあくまで公認されたやり方ではないですからね。
Amazonでの刈り取りがNG
これが最もダメージが大きい変更だと思います。
電脳せどりの手法の1つとして「Amazon刈り取り」というものが存在します。
例えば、Amazon本体が1000円で投げ売りをしているが定価が3000円などの場合。
これを1000円で買える範囲で買い取って、定価の3000円で売るというやり方ですね。
Amazonでの仕入れを否定されるとこの方法自体がダメになります。
個人的にも結構買っていて楽なやり方だったのでショックですね・・・。
どのように判別するのか?
刈り取りがダメということですが、購入アカウントと出品アカウントの情報が紐付いていると内部的に判断されて、Amazonからの警告が来る可能性はあります。
ただしそうならない限りは正直Amazonは聞くしか判断出来ないと思います。
ですので、規約違反だがそこまで重いわけではなく、警告が来てそれを繰り返すとアカウント停止になる場合もありますよといった事ですね。
別アカウントで買えば?
先ほどの理由から、Amazonから聞かれない限り大丈夫では?という意見も耳にします。
確かに個人からの仕入れもそうですが、明細を提出してと言われて初めて気付くことです。
普通に出品していたらまずAmazonから判断することは出来ません。
ですのでおそらく別アカで刈り取り自体は可能でしょうがグレーに頼るのは怖いので自己責任ということになります。
Amazon限定商品もダメ
もちろんですが、どんな物にも関わらず刈り取りが出来ないということは、Amazon限定商品を購入して販売するのもNGでしょうね。
それなりに利益の出る商品が多かったため悔やまれますが、Amazonで販売している以上は従うしかないのが事実です。
受け入れて別のことを柱とする必要はあるでしょう。
今後の展開とせどりについて
これらを踏まえて、個人的な意見と今後についてを考察していきます。
新品の行末
まず新品をメインで扱っているのであれば終着点として卸業者やメーカーと直接取り引きしかないと思っています。
家電量販店やドラッグストア、スーパーなどと繋がり大量に買っている人が店舗で稼いでいる人の大半だと思います。
それだけでも交渉術や人攻略のスキルがいるので難しいことでしょう。
ただ、それを乗り越えて自分が正規代理店になるレベルで考えないといけない可能性も出てきます。
この流れですと数年後、正規代理店でないと販売できないなどになる場合もあるでしょう。
そんな時に対応出来ないと苦しいです。
中古に光明が?
となると一番目をつけやすいのは中古ですね。
個人的には中古推奨派なので、やっぱりそうなってくるよな~という気持ちが強いです。
中古を取り扱うリサイクル業は今後も長く細く続けていける分野だと感じています。
どんなに規制されようが中古自体の販売や需要を考えるとAmazon側もメーカー側の何も言うことは出来ません。
今回の規約変更で、すぐにでも対応すべきかと言われるとそうではないでしょう。
そんな重大なことであればメールでセラー全員に通知すべきでしょう。
そして内容からしてAmazonから仕入元確認をされない限りバレないのでは?といった比較的軽い規約違反になるのかな・・・法律や著作権などの問題ではありませんからね。
ただしその規約違反をメインとして攻めづつけるのはあまり良くないです。
せっかくならこの機会に中古系に手を出してみる。
皆が中古に流れるのを予測して新品を突っ張るなど方法はいくらでもあります。
柔軟に対応できるように色んなスキルを身に着けておくことをオススメします。
ディスカッション
コメント一覧
今回のは思い切って変えたなー、というのが個人的な感想です。
(ある意味でヤフオクよりもザルじゃねーかと思っていた部分でもあります)
>保証書や保証印に関して(の認識が甘い人)
この点は、個人的にはトラブルの元じゃないの?
とずっと思っていたのですよね。
アマゾンに新品として出されていたものを買った人との間で
よほど派手にもめた件でもあったか、この関連のトラブルが多発したかで
動かざるをえなくなったということだと思いますが
買う側としては新品なら確実に安心できるようになるのはありがたいです。
匿名Tさん
時代の流れで個人販売する人が増えて、規約違反の出品者が多数増えたのも原因でしょうね・・・。
ある程度自分では真っ当にやっていたつもりですが、大半は保証書のことなど全く気にせず出すような出品者は多いと思います。
個人からの仕入れで新品はダメというのも、明らかに酷い状態でも新品で突っ張る人が多かったから対応されたと思っていいですね^^;
久々にamazonでFBAを利用してせどりやろうと思っていましたが、今回の規約を見させて頂くと、正直本当に厳しいですね。
アマゾンがどこまで調べるかにもよりますが、例えばメーカーの保証とかも大手電気店は転売防止のために印を押します!と言ってきています。
ゲーム機ならばほぼ確実に押す旨が書かれています。
この規約だと、新品「せどり」という言葉はもう該当しないような規約ですね。。
反対に、中古販売に関してはこれは「営利目的で中古商品を購入して転売する場合は古物商が必要」と聞いたことがあります。
ということは、これからはアマゾンで中古販売する場合は「古物許可書」が必要になってくる日も近くは無いかもしれませんね。
個人のリサイクル目的でアマゾンマーケットプレイスを利用するなということも規約に書かれるかも知れませんね。
通りすがりSさん
コメントありがとうございます。
そうですね・・・新品販売は正直個人レベルではどうしようもないし、保証書問題も絶対に徹底されてくるでしょうからね。一番はほぼ新品(新古品)として利益取れないことが痛いです。価値が大幅にかわってしまいますから^^;
中古に関しては個人事業主と古物商の申請だけなのでハードルは低いと思いますが、お小遣い程度だったらわざわざどちらも取って確定申告・・・というのも厳しいかもしれません。やはり時代の流れは早くずっとAmazon推しでしたが、実はヤフオク販売で利益を得ている人たちは賢いのかもしれません。笑
ご丁寧に回答ありがとうございます。
現在、FBA+大口登録についてやりとりしていますが、疑問がまったく解決されずにイライラしております(笑)
Q.
FBAで大量代引き注文されて受取拒否などされた場合はどうなりますか?
100個大量注文されてコンビニ代引きなどされた場合は、倉庫に戻ってきた場合の手数料はどちらこちらが負担しなければいけませんか?
1個300円の場合は300×100=30,000円?
1回目の回答
フルフィルメント by Amazon(FBA)をご利用いただき、購入者が代金引換を選択した場合、
配送業者が商品代金を回収します。その後Amazonより出品者様へ入金させていただいております。
これって当然のことで自分の聞きたい事ではない!
もう一回、同じようにメールを送ると
2回目の回答
Amazonでは、代金引換をご利用いただける出品者様に一定の基準を設けています。
代金引換をご利用いただける出品者の出品用アカウント情報では、支払い方法の設定に代金引換を
有効にするための設定項目が表示されます。
出品者様がこの項目を有効にすることにより、購入者は出品者様の商品を代金引換で注文することが
できるようになります。
出品者様は、代金引換を有効にした後、都合に合わせていつでも無効に切り替えることができます。
※代金引換の利用を停止するには、出品用アカウント情報の支払い方法の設定で、代金引換のオプションを無効にします。
これってFBAでも代金引換を不可にできるの?
と思いましたが・・・・。
その返答は未だ待ちです。。。
なぜか数年前からカスタマーの質が落ちていましたが、さらに悪化しているような感じがしました。
もし、わかれば教えて頂きたいんですが、
FBA利用
代引引換を購入者が選択できなくなることは可能でしょうか?
コンビニ決済不可に関しては貴殿の過去ブログを見させて頂くと不可にできるんだと思いました。
代引引換自体を本当に不可にできるのであろうか・・・。
あとは、このタイトルのことで質問ではないんですが、購入数制限機能を使用すると1つのアカウントの購入者は何度も会計するとこの制限機能は突破できるのでしょうか?
例えば、制限5とした場合、一度5個注文して決済して終わった後にさらに5注文できるかどうか。
これもアマゾンに聞いていることなんですが一向に返事がありません。。。。新規出品者いらないのかな。
家電量販店、再びはんこを押すようになりましたか。
レシートと一緒に出る販売証明書で代用だと、いろいろやられかねないのは事実ですが
PC周辺機器などでは、ビニールコーティングの外箱等に保証書部分が直に印刷されていて
はんこの押しようが無いものもあるので、店がどうするのか気になるところです。
>新規出品者いらないのかな。
ぶっちゃけ今は日本国内に保有する施設がキャパオーバーっぽい&ヤマトに逃げられたので
短期的には新規出品者を増やしたくないのかもしれません。
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余談:
今年の5月末と9月頭に、業者判定が厳しいらしい家電量販店Yの横浜店で
個人用にポータブルBDドライブと無線LANコンバータを買ったのですが
保証書部分にはんこを押さないどころか販売証明書すら渡さなかった
という事例が発生しています。(レシートしかない)
ポータブルBDドライブは、前述の外箱に保証書部分が直に印刷ですが
無線LANコンバータは、箱の中に入っている簡易マニュアルに保証書が印刷されているものの
その簡易マニュアルがさらにテープで封されたビニール袋の中に入っているので
それを開封しないとはんこすら押せない、という状態でした。
保証書のはんこを押すためとはいえ、店頭で中の袋を開封されることに抵抗がある人もいるでしょうし
店が販売証明書等を廃止して保証書への押印を徹底してやりたいとなったら
製品メーカー側が対応しないと難しい品もあるのが気になることです。
Y電機についてですが、今はスマホで電子証明書が
購入証明書の代わりになっているらしいですね。
あと、ハンコを押しますっていうやつは、
ゲーム機本体ですね。
あれは、購入するところに
「レジで保証印押します」と書いてあります。
やはり開封に抵抗があるから、いまだに家電製品は押さない場合のほうが多いです。
あと、保証書についてですが、無記名の保証書ならば、
アマゾンの購入者が領収書(購入証明書)を発行してメーカーに出してくれたらそれで済むんじゃないかな?
と思っていますが、、それはメーカー対応しないのかな?
通りすがりS さん
◯代引き不可設定
こちらはFBA商品だったら不可に出来ないはずです。単体ページでも変更のチェックボタンはありませんし、大元の設定からだったら自己発送の事ですからね・・・。
もしかしたら出品ファイルからのアップロードで出品した際に拒否出来るような項目があるかもしれませんが、やったことないので不明です^^;
◯個数制限について
制限をかけたとしても繰り返し買うことは同一アカでも可能かと。Amazon本体は1回買うと注意が出てまた買うことは出来ませんが・・・
◯無記名の保証書
一応その認識です。無記名だったらAmazonで納品書を印刷してそれと一緒にメーカーに連絡すれば保証してくれます。
僕自身も個人的にAmazonで買ったマウスが壊れて、その納品書と無記名保証書を出して格安で直してもらえました。(ロジクール)
もしかしたらあまりにもY電気の印鑑が押されていたり、メーカーも正規代理店のハンコがないと・・・と徐々になってきているのかもしれませんね^^;
アマゾンカスタマーサービスよりも適切な回答、
そして、明瞭な回答ありがとうございます。
いろいろと時代の流れかどんどん厳しくなってきますね。
出品者が減ってきている中、やろうという人はチャンスかも知れませんが、なかなか重い腰があがりません(笑)