せどりや転売で必ず知っておくべきキャッシュフローを徹底解説!

2018年3月4日

日本円 万札

キャッシュフローというのは、その名の通りですがお金の流れです。

せどりのような物販ビジネスの場合、一旦在庫になって売れて初めてお金が戻ってきます。

仕入れ金額と入金金額のバランスを把握しておかないと在庫が増える一方で、銀行口座のお金がどんどん減ってきてしまいますよね。

初心者にもわかりやすく、そしてキャッシュフローを良くするために考えることなど徹底的に解説をしていきます。

せどりでのお金の流れ基礎知識

キャッシュフロー

一旦在庫として商品を仕入れるので、基本的には先にお金が出ていくという感覚でいた方が良いです。

クレジットカード等は後払いのため複雑になってきますが、用意している資金よりも多く使うことは正直やめておいた方が安心して取り組めます。

まずは大体の流れを見ていきましょう。

仕入れをする(クレジットだと後払い)
商品が手元に届く(店舗の場合は即)
商品を倉庫に発送する
Amazonからの入金を待つ

基本的にはこのような流れで進んでいきます。

仮に1個1万円の商品を100個買ったとしたら、一気に100万円使うことになります。

それを売るのに3ヶ月かかるのであれば、原資を回収するのに2ヶ月以上かかることになりその間はずっとマイナスな状態ですよね。

そして売れたからといって、即金でお金が入るわけでもありません。

Amazonの場合には月に2回と入金日が決められており、その2回の入金がその月に払う金額より上回っていて初めてお金が増えるということになります。

要は在庫として残り続けたら、利益を出しているつもりでも手元のお金は全く増えない状況になってしまうわけですね^^;

だからこそ、商品の粗利や売れた利益率を見るだけでなく、入出金での把握も必須と言えるでしょう。

店舗せどりでのキャッシュフロー

スケジュール

では分かりやすいように、1ヶ月単位でどのようにお金が動いていくかを日付を指定して表を作ってみました。

店舗せどりをやって、AmazonのFBA倉庫での販売を前提として考えています。

店舗せどり、現金仕入れの場合
月日 用途 入出金 フロー
1月1日 仕入れ 10000円 -10000円
1月10日 仕入れ 10000円 -20000円
1月11日 FBA納品作業 -20000円
1月13日 販売開始 -20000円
1月20日 商品が売れる -20000円
2月5日 売れた分の入金 25000円 +5000円

こちらは現金仕入れなので簡単ですね。

買った時点ではマイナスで、売れて入金があるまでずっとお金は増えていない状態です。

1週間で売れる前提で、1ヶ月でお金が増えるということなので、2ヶ月・3ヶ月と在庫がある前提であれば、中々お金が増えないということは明白ですね。

では次にクレジットカードを使った場合で見ていきましょう。

店舗せどり、クレカ仕入れの場合
月日 用途 入出金 フロー
1月1日 仕入れ 10000円(クレカ) 0円
1月10日 仕入れ 10000円(クレカ) 0円
1月11日 FBA納品作業 0円
1月13日 販売開始 0円
1月20日 商品が売れる 0円
1月31日 クレジット締め日 0円
2月5日 売れた分の入金 25000円 +25000円
2月10日 クレカ支払い 20000円 +5000円

このように1万円の商品を2個買ったとしても、手元のお金は減らずに回せる状態です。

この場合は、販売し始めてから1週間で売れたときのことを考えています。

仮に100%1週間以内に全部売れるという前提ならいくら仕入れてもリスクは無いと言っても過言ではありません。

ただこの考え方、クレジットカードで払うと手元にお金がいらないというのは非常に危険な考え方です。

もし商品が売れなかったら?

何かの問題で入金が停止になったら?

この辺を考えると、資金を口座に用意した上でなおかつクレジットカードを使うというのが一番でしょう。

電脳せどりでのキャッシュフロー

パソコン 電卓

ネット完結で仕入れと販売をする電脳せどりでは、このキャッシュフローは少し悪くなることになります。

その理由としては、仕入れてから商品が家に到着するまでのタイムラグがあるからですね。

店舗せどりの場合、買ったその日に出品することも全然可能です。

ではこちらもクレジットカードを使って仕入れた前提で表を見ていきましょう。

電脳せどり、クレカ仕入れの場合
月日 用途 入出金 フロー
1月1日 仕入れ 10000円(クレカ) 0円
1月4日 商品到着 0円
1月10日 仕入れ 10000円(クレカ) 0円
1月13日 商品到着 0円
1月14日 FBA納品作業 0円
1月16日 販売開始 0円
1月23日 商品が売れる 0円
1月31日 クレジット締め日 0円
2月5日 売れた分の入金 25000円 +25000円
2月10日 クレカ支払い 20000円 +5000円

店舗せどりと大きく異なる点は、商品到着までに3日前後絶対にかかるということです。

それだけでもハンデが大きいのですが、一番の問題は到着がバラバラだった場合ですね。

店舗せどりなら1日頑張って仕入れをすると大量に仕入れが出来て、一気に出品することが出来ます。

電脳せどりでメルカリやヤフオクからの仕入れをメインとしているならば、1点ずつ商品が届くのでいつFBA納品作業をするかという問題にもなってきます。

この部分が一番お金の流れが悪くなる原因ですね。

ただそれでも、キャッシュフローがプラスになるくらい良い手法であれば問題なくやっていけるでしょう。

キャッシュフローを良くする方法と注意点

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キャッシュフローだけを考えて即売り前提で仕掛けるには以下の方法が有効です。

2週間から1ヶ月以内には売る
自己発送をする
Amazonよりヤフオク・メルカリを使う
縦積みはしない(同じものを何個も買わない)

要は一瞬で売れる商品だけを仕入れていれば、まずお金は増えていくでしょうし、ある程度同じものを個数買っても問題なくお金を回すことが出来ます。

ただ高回転な商品ほどライバルは多く利益額は少ない傾向にあります。

一気に20万円使って、利益額は2万円~3万円という場合も多いのではないでしょうか。

もちろんそれでも利益が出ることは間違いないので、鉄板で売れてリスクも少ない商品をメインとして扱っていけばキャッシュフローの問題は解決出来ます。

後はFBA倉庫に送るまでのロスを無くすために自己発送でも即売れするものを選んだり、入金までのラグが少ないヤフオク販売でも利益が出るような商材を選んだり工夫は必要になってきます。

注意点としては、個数を沢山買う「縦積み」のバランスですね。

1個1000円儲かる商品で仕入れ値が1000円。

そんな商品が1000個あったらどうしましょうか?

一気に100万使うことになりますが、1年後100万円増えている可能性も高いです。

もしこれを買った場合、全然時間を使わず100万円増えるということになるので、キャッシュフロー度外視で仕入れたほうが儲かりますよね?

キャッシュフローも大事ですが、このような何個買うかなども視野に入れると最低限キャッシュフローをプラスにして在庫を持つというのも悪くないのかなと思います。

最終的には時間とのバランス

懐中時計

毎月シッカリと手元のお金を増やしたい!

と考えるのであれば、即売れる商品だけを取り扱って忙しくせどりに取り組む必要があるでしょう。

ただ徐々に資産として増やしていければいいという場合には、ある程度売れるまで時間がかかったとしても粗利が大きいような商品を買うのがベスト。

結局時間を使うのも限界がありますし、お金が欲しいというよりも時間を使わず自由にという言葉に惹かれる人が多いのではないでしょうか?

もしそう考えるのであれば、勢い良くお金を増やすにはキャッシュフローを意識してガンガン回してガンガン仕入れることを考えればOK。

長期的に資産を増やしたいなら粗利の大きなものを扱う意識で取り組んでみましょう!

慣れてくるとバランス良くキャッシュフローとんとんやちょいプラスでも時間を使わずに利益を出すことが可能です。

最後になりましたが、究極に手元のお金を考えず増やす手法が無在庫転売です。

無在庫だから売れた瞬間に利益になるので、全くお金を持っていない人でもやれてしまうのですね。

そんな無在庫転売についても詳しく記事を作成しましたので、興味がありました合わせてご覧ください^^