ネット販売「局留めで」と言われた対応は?郵便局留めの書き方と受取方法

2020年6月6日

郵便局留め
ネット販売で商品発送を多くしていると、何件かは必ず「局留めでお願いします」と言われることがあり困ることがあります。

そういった注文に限って商品が戻ってきたり、ちゃんと受け取ってくれなかったりと購入者側もシステムを良くわかっていないことがありますね。

郵便局によっても違う場合があるので、結構知っておかないと面倒くさいトラブルになる可能性も出てくるでしょう^^;

今回はそんな郵便局留めについて、送る場合・受け取る場合どちらの立場になってもスムーズに取引するために詳しく解説をしていきます。

郵便局留めとは?


郵便局留めとはその名の通りですが、自宅に直接商品を届けずに郵便局に留めてもらうという配送サービスの1つです。

ネットで購入する際には、自宅の住所を知らせたくない場合やどうしても家で受け取れないこともあるので、そんな時に役に立つ郵便局のサービスですね。

最寄りの郵便局を指定して、荷物が届いたら自分が窓口に受け取りに行けばOKということで非常に楽で使いやすいことは間違いないでしょう。

局留めが可能なサービス
普通郵便定形 普通郵便定形外 書留、速達
ゆうパック ゆうメール ゆうパケット
レターパック(プラス、ライト) クリックポスト 国際郵便

よく使われるものから挙げましたが、ここに書かれていないほとんどのサービスで局留めを利用することが可能です。

例外としてチルドゆうパック冷凍ゆうパックは局留めすることは一応可能みたいですが、保冷が備わっている郵便局でしか受け取りが出来ませんのであらかじめ最寄りの郵便局に連絡しておくとよいでしょう。

無料で全国どの郵便局でも受け取り可能?

郵便局留め
郵便局のホームページにも記載されているとおりですが、難しい手続きをすることもなく全国どこでも受取可能ということです。

例外として局留めが出来ない事もあるかもしれませんが、約24000局ということでほぼどこでも指定することは出来るでしょう。

本当に田舎の小さな局以外はそこまで気にしなくても大丈夫だと思いますが、心配であれば事前に局留め可能か利用する郵便局に問い合わせてみてください^^;

局留めを利用したからといっても、手数料を取られるわけではなく完全無料で使えるのも嬉しいですね。

では実際の手続きが気になると思いますので、局留めの書き方と発送方法などをお伝えしていきます。

局留めの発送方法(販売者・送り主)

宛名
局留めの発送では、特別な手続きなどは一切必要なく「普段とは違った宛名の書き方」をするだけでOKです。

記載必要なもの
郵便局の郵便番号
「◯◯郵便局留」の記載
相手の郵便番号・住所・氏名(必ず本名で)
場合により必要なもの
郵便局の都道府県名・市町村名
電話番号

箇条書きでは分かりにくいかと思いますので、例として「日本橋郵便局」に局留めする際の書き方を記載してみました。

ゆうパック 局留め

普通郵便 局留め

受取人が指定した郵便局の郵便番号・住所を記載しましょう。

その上で「◯◯郵便局留」という記載は必ず忘れずに、「留」の文字が抜けていることで郵便局宛のものとして、別保管されてしまう可能性もあります。

また受取人の郵便番号・住所・氏名ですが、本人確認がありますので必ず正しい住所と本名であることが必要です。

電話番号に関してはゆうパックの場合は受取人のものを記載しておくと良いですね。

注意点はコンビニでゆうパックを差し出す場合、所在地域の郵便番号を記載した上で郵便局の都道府県名・市町村名も記載する必要があるとのことです。

日本橋郵便局は、東京都中央区日本橋なので、「〒103-0027」という地域郵便番号を記載して、「東京都中央区 日本橋郵便局留」という風に記載を変える必要があるので注意しましょう。

局留めの受け取り・設定方法(購入者・受取人)

ゆうゆう窓口
自分が受け取る場合は指定した郵便局に取りに行くだけですが、例えばAmazonや楽天市場などのネットショップで購入したものを郵便局留めにしたい場合はどうするのか。

これは基本的に、そのネットショップで、そして出品者が郵便局を使っていて応じてくれるか次第となってくるでしょう。

というのも前提として郵便局のサービスなので、他業者の配送方法は局留め出来ないからというのが一番大きな理由です。

何もせずに購入すると、当然ですが登録した配送先へ送られますので、どうしても変えたいならコンビニ受け取りに設定した方が簡単かもしれません^^;

  1. 本人確認書類(運転免許証など)と印鑑を持参
  2. ゆうゆう窓口、ない場合は普通の窓口へ行く
  3. 窓口が閉まっている場合には注意

受け取る側としては、窓口の営業時間内に取りに行き、名前と確認書類を提出して探してくれるので待っていればOKです。

一応印鑑を持っていく方が安心ですが、ない場合は署名でも大丈夫で終われば受け取ることが可能です。

郵便局留めの期間は到着から10日間となり、過ぎると差出人側に返送されてしまいますので、忘れずに受け取りに行きましょう。

また受け取りに行く際に、追跡番号などがあれば同時に伝えるとスムーズに受け取ることが出来ます。

局留めのメリット・デメリット

選択
最後に便利なサービスではありますが、受け取る立場として利用するメリットとデメリットを紹介しておきます。

忘れっぽい人は正直利用しないほうがスムーズに取引出来る可能性があるので、どちらも把握した上で利用していきましょう。

局留めのメリット

メリット

家にいなくても大丈夫

自宅で再配達をお願いしても良いのですが、郵便局では不在票が入りそれに自ら電話しないと持ってきてくれません。連絡をしなくて良いし、気軽に行ける距離に郵便局はあると思いますのでその分楽になります。

家族に知られることがない

誰にも知られたくないものを購入したり、家族にはサプライズでプレゼント・・などをする際に便利ですね。家に届くと誰があけるかわからない場合などこの局留めを利用すると良いでしょう。

ネット購入での情報漏えいを防ぐ

大手の通販サイトなどであれば問題はないですが、それでもやはりネットには不安という場合に局留めを利用します。ただし登録住所を局留めだけではなく、販売側にちゃんと局留めにしてということを伝えておくと更に良いでしょう。
実際にヤフオクなどで局留め住所を登録されている方も多いですが、販売者側も慣れていないとルールがわからず記載漏れなどの可能性もあります。

盗難を防止する

大きな荷物だと良いのですが、封筒やハガキなどであれば通常ポスト投函となります。もし自宅のポストが誰にでも見える・触れるような状態だと盗難の危険性がありますね。それを防ぐために利用ということも考えられます。

局留めのデメリット

荷物が届いたという通知が来ない

郵便局から荷物が届いたよーという通知が来ないのが難点。通販で買い物をすると、出品側によって配送など日にちが決まっている場合があります。もう届いているだろうという余裕を持っていかないと、まだ届いてないという無駄足になってしまいます。

また追跡番号付きのゆうパックやレターパックなどであればネットの番号検索により、郵便局に到着しているかが判断可能です。

代理人や他配送業者の物は不可

自分宛ての郵便物が対象ですので、自分で取りに行く必要がありますし、ヤマトや佐川の荷物を郵便局留めにすることは当然出来ません。委任状などがあれば、代理の人に取ってきてもらうことは可能ですがそれを準備するのも時間がかかってしまいます。

自分がネット販売している場合正しい対応を

対応
どちらかと言えば販売者目線で考えて欲しいですが、購入者から「局留め出来ますか?」と言われて、ヤマト運輸をメインに使っていた場合などわざわざ変更しないといけません。

それを全て対応していたらキリが無いので、「当ストアでは配送方法はヤマト運輸に固定しているので、対応しかねます」ということでも構わないと思います。

まあ、それらの配送関係などのトラブルもないAmazonFBA倉庫の利用した出品は非常に優秀です。

メルカリやYahooショッピングでも販売していましたが、ちょくちょくこのような質問が来たことがありますからね。

もし応じる場合は、相手の希望郵便局を聞き、正しく記載すること・受け取りなどの注意点も伝えるべきでしょう。

そうしないと、返送されて送料と手間を取られてしまうだけになってしまうので、シビアに考えて行くほうが良いかなと個人的には思います。