【特約】郵便局のゆうパックなどの契約方法と必要な個数と運賃

2020年6月6日

郵便
Amazon・メルカリ・ヤフオクなどネット販売を始めた際には、必ず配送業者を使うことになり、配送料は必ずかかってくるもの。

Amazon倉庫に送る場合には、10個以上などのダンボールを送る必要もありますね。

ダンボールなら郵便局のゆうパックがメインとなりますが、小さいものや本などを直接お客様に送ることもあるでしょう。

そういった場合にゆうメール・ゆうパケット・クリックポストなど複数選択肢があり迷ってしまいます^^;

今回こちらではそんな数ある郵便局の配送料を安くするための「特約」についてお話ししてきます。

実際に僕は契約したことがあり、詳しい仕組みなどもお伝えできると思います。

ネット販売での主な発送方法

発送
せどりなどのネット販売を個人でやる場合、もちろんある程度の規模を法人でやる際にも必ず配送業者は選ばないといけません。

ダンボール発送(宅急便)
郵便局のゆうパック
Amazon専用のFBAパートナーキャリア
ヤマト運輸の宅急便・ヤマト便
危険物を送る佐川急便の宅配便
封筒発送
普通郵便定形・定形外(小さいもの)
ゆうメール・ゆうパケット・クリックポスト
クロネコDM便・ネコポス

メインで言えばこのくらい選択肢はあり、用途や販売する場所によって方法は変わってくると思います。

実際に送る際にはコンビニ発送・営業所への持ち込み・集荷のいずれかから選んで送っているというのは誰しもが変わらない部分ですね。

ただ変わってくるのは当然ですが、配送料に関してです。

距離や個数でも違いますし、ある程度物販をやり大量に送るなら、一般的に使われている正規の配送料だとかなり高くなってしまうことが問題になってきます。

そこで今回ご紹介するのが、個人事業主・法人として郵便局と契約して特別運賃で送らせてもらう「特約」についてですね。

上手く行けば半分以下の料金で発送出来る・・・?

郵便局と契約をする一連の流れ

郵便局
年々人手不足や配送料の値上がりにより条件がどんどん厳しくなっていますが、契約自体は可能ですね。

郵便局のページにも「法人のお客さま」ということで、契約を促すようなものもありますが、僕がやったときには個人事業主でもOKでした。

僕の場合は、個人事業主時代に契約・そして法人化して再契約した形で、引っ越しをして物販事業の規模を減らすまで4年近く使わせて頂きました。

まずは契約できる配送方法からお伝えしていきます。

ゆうパック

・170サイズ、30kgのダンボールまで発送可能
・危険物スプレーなど以外何でも送れる
・追跡付きの手渡し

ゆうパケット

・厚さ3cm、長さ34cm、3辺合計60cm以内、重さ1kg以内
・本や小物などが送れる
・追跡付きのポスト投函

ゆうメール

・厚さ3cm、長さ34cm、幅25cm以内、重さ1kg以内
・本やCD、DVDなどが送れる
・追跡なしポスト投函

特約として郵便局と契約出来るのはこの3種類です。

僕はAmazonへのFBA納品、そしてトレカなどをメインとした自己発送もかなりやっていましたので、3種類すべて契約していましたね。

1.管轄の郵便局へ問い合わせをする

まずは地域によりそれぞれ管轄の大きな郵便局がありますので、そちらに行って話をするか直接電話して営業の方に来てもらうかという方法となります。

そこではまず自分がネット販売をやっていること、そして契約したら年間でこのくらい送ると説明をすることの2つが必要になってきます。

正直地域や担当者によっては全く違うこともありますので、一概にすぐ契約できるかは全く分かりません。

時代の流れもあるでしょうし、とにかく僕がやったときには慣れた感じで月商200万ほどのデータで問題なく契約出来ました。

2.その場、もしくは後日配送料の見積もり

すぐに契約というわけではなく、自分が話した内容により担当者が上司などの確認をとり、見積もりを作成します。

もちろんですが、見積もりを出すのに費用は発生しませんので、それなりに物量が増えたなら条件が厳しくなっていたとしても一度行ってみることがおすすめ。

見積もり額が気に入らない場合は、再度交渉することも出来ますが厳しいでしょうね^^;

契約が決まれば、その配送料の内容で契約書が作成されて、内容が受理されると実際に使い始めることが可能です。

3.専用のPCツール、伝票等を使い発送

契約されると、元々発送元が印字された伝票や複数送る際には「ゆうプリR」という受注管理ツールがありますので、そのいずれかを使うことになります。

ゆうパックでAmazonFBA納品など送り先固定だと、伝票のみで問題はないでしょう。

逆にゆうメール・ゆうパックなどお客様に直接届けるものだと、配送先などの手書きはちょっと非効率ですよね。

そういった場合はゆうプリRを使うほうが圧倒的に効率化出来て、担当者に聞けば使える状態にしてくれるまで教えてくれます^^

4.料金は後納、契約更新・打ち切りも?

契約すると後は普通に使っていくだけで、最初に指定した口座から1ヶ月分が纏めて引き落とされる後納という仕組みで支払いされます。

基本的には1年契約だと思いますが、1年間使って物量が増えたら再交渉・逆に送らなくなれば契約解除の可能性もありますね。

ただ途中で変更ということは今まで無かったので、契約中は問題なく使うことが出来ますし最初に言った個数と違っても問題ないでしょう。

基本的な契約からの流れは以上になります。

ゆうパックの契約個数と配送料金

ゆうパック
流れは以上の通りですが、やはり年間で送る個数が多ければ多いほど配送料は安くなりますし、副業程度なら足元を見られる場合もありますね^^;

僕の場合は、というより2015年頃の話になってしまいますが、年間でダンボール200個以上送るというラインから契約可能ということでした。

ですので交渉の際には、「月に20箱、最低でも年間240箱送ります」ということですぐに話しが纏まりましたね。

まあ実際にそれ以上送りましたし、後半の方は少なくなりましたが、その当時でもそのくらいは送っていたので嘘は言いません。

「まだ始めたばかりですが、今後事業として伸ばしていく予定ですので、年内には目標の200個以上は達成出来ます。」

当然ですが未経験でこれからという場合には、契約条件は厳しくなる印象もありますので、このような言い回し、場合によっては事業計画なども伝えるともっと契約しやすいでしょう。

ただ今現在は僕が交渉しているわけではありませんので、年間500箱くらいを目安に交渉しないと厳しいかもしれません。

  • 年間個数が多いほど有利
  • 最低500個くらい考えるべき?
  • 配送料は半分以下の可能性も

料金に関しては、契約上全てを公開するのは難しいと判断しましたので、とりあえず一般料金の半分以下になったとだけお伝えしておきます。

ただ僕が契約した数年後に見積もりした人ではちょっと安くなっただけという話も聞きましたし、地域・担当者により大きく変わる部分なので参考程度にお考えください。

ゆうメール・ゆうパケットの契約個数と配送料金

ゆうパケット
こちらの2つは厚さ3cm以下の商品、僕がやっていた時代ではゆうメールは2cm以下だったのですが改定したのでしょうか。

とにかく本・CD・DVDなど薄い商品を大量発送する場合には契約必須の配送方法と言える2種類ですね。

僕の場合は、トレカをネット販売していた時期がありガッツリ送っていたので、その履歴や発送個数などを元に交渉しました。

すぐに契約できたのには、ゆうパックを契約した2年後にしっかり配送個数も守っていたからというのもあります。

郵便局のホームページには、ゆうパケットが年間で500個以上発送される場合には運賃提案ということが書かれていますので、月に40個~50個前後薄い商品を送るなら交渉の価値があるということ。

因みに僕は全盛期で月に1000個以上、年間で1万個以上の発送をしていたので契約できて配送料もかなり安くしてくれました。

  • 年間個数が多いほど有利
  • 最低500個くらい考えるべき?
  • 配送料は半分以下の可能性も

まあこちらもゆうパックと同じで、配送料は普通に書かれているよりも半分以下になりました。

安い商品1000円以下の場合はゆうメール、2000円以上など届くのが不安な場合は追跡付きのゆうパケットなど使い分けると良いですね!

状況に応じて最安の配送方法を選ぶこと!

選び方
以上が郵便局との特約の流れや内容になります。

これはあくまで僕自身が契約した当時の流れ、内容になりますので大まかなことは同じでも配送料や最低個数などは時代や地域により全く違うということは考えておいて欲しいですね。

因みにですが、ヤマト運輸でも宅急便・ネコポス・クロネコDM便の3つが契約可能なので、どちらも見積もりを出して比較するのもアリです。

このように配送料というのはやはりランニングコストとしては大きい部分、しっかりと考える必要があります。

せどりなど初心者の場合は個数が送れずに配送料は高いかもしれませんが、徐々に増やしていき契約の見積もりを出すというのは必須の行動ということですね。

他にも送り方は様々あり、こちらで纏めていますので併せてご覧頂けると幸いです。

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