Amazonで商品登録する際にコンディション(状態)の選び方・設定方法

コンディション
今回はAmazonで商品登録の際に選ぶコンディション(状態)は数パターン存在して、それぞれ役割が決まっています。

新品だと何も考えずに新品販売をすれば良いのですが、中古品の場合は項目が複数ありそれぞれルールが細かく決められていますね。

これに従わないと最悪、商品の出品停止や繰り返すとアカウント停止になる可能性もあるのでしっかり守って健全に経営していく必要がありますね。

実際は購入者やライバルセラーからの通報が無い限りは特に問題ないことが多いですが、売れ行きにも関わってくるのでどの状態で出品したらよいかしっかり把握して、最適なものを選んでいきましょう^^

コンディションの種類と選び方

比較
まずはAmazonに商品を出品する際には、以下のコンディション状態があります。

Amazon販売で選択出来るコンディション
新品
中古-ほぼ新品
中古-非常に良い
中古-良い
中古-可
コレクター商品

詳細:Amazonページヘルプ

昔は機械系のジャンルには「再生品」という項目があり分解やパーツなどを代替品で補った修理品もありましたが、現在は無くなっていますね。

Amazonで商品を出品する際には、これらの中から適切なコンディションを選択して出品していくということです。

また当然ですが、コンディションにより販売価格は大きく変わるので、仕入れする段階で事前にどのコンディションで出せるのかを把握してから購入する必要がありますね。

見極めが甘いとコンディションが落ちて利益が出なくなってしまいますね^^;

このコンディションはAmazonで「商品登録」をする際にしか選択できないので途中から変更することは出来ません。

もし変更する場合には、一旦出品を取り下げてから再度出品する必要がありますので、同じ商品のコンディション違いを出品する際などは注意しましょう。

商品登録の流れに関してはまた別記事をご覧ください。

Amazonに出品する商品登録のやり方・入力方法

「新品」を選ぶ際の注意点

新品
新品については特に説明不要かと思いますが、殆どの方が気になる部分としては「どこまでが新品でOKなのか?」といった部分かと思います。

ここに関しては初心者は特に迷うでしょうし、実際にサイトへの質問でかなり多い部分となっていますので、Amazon規約を抜粋してみてみましょう。

以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。

個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
プロモーション品、プライズ品、おまけに関しては、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
なお、中古品として出品する際は、プロモーション品、プライズ品、おまけなどである旨をコンディション説明欄へ明記してください。

詳細:Amazonページヘルプ

結構回りくどく書いていますが、要約すると3つです。

  1. 個人から仕入れをした商品
  2. メーカー保証が始まっている商品
  3. 限定品・プライズ品・おまけなどの商品

この3つに該当してしまうなら、Amazonに出せないというわけではなく、中古品を選択して出品してくださいということです。

Amazon販売をする上で知っておくべきことなのでもっと詳しく見ていきます。

1.個人から仕入れをした商品

リサイクル品
個人からの仕入れとは、知り合いやお店を開いての商品買取、またメルカリやヤフオクなどの個人が出品しているものからの購入品のこと。

これらで未開封や未使用の物を仕入れしたとしてもAmazon規約上は新品で出すことは出来ません。

相手が個人事業主で、明細などを出してもらえる場合はOKとなり、普通の販売店でもほとんどが法人か事業主だからOKということになります。

2.メーカー保証が始まっている商品

保証書
続いてこちらはメーカー保証などについてですが、例えばヤマダ電機などの家電量販店で仕入れをした場合など電化製品が多いですよね。

その場合、厳密に言えばヤマダ電機で購入した時点で保証が始まっているということになり新品では販売できないということです。

ですが化粧品などメーカー保証書などが存在しないものに関してはこれには該当しないということになります。

小売店での仕入れは全部NGなどと言われておりますが、完全未開封を化粧品店から大量に仕入れをする事などは特にこれらの規約に抵触していないということ。

ネットショップなども同じで、例えば楽天市場に出店している時点で相手は事業者・法人になるので、物によっては新品として販売出来るということになりますね。

3.限定品・プライズ品・おまけなどの商品

限定品
規約にはプロモーション品と書かれていますが、例えばサンプル品・配布品などの市販されていないものが該当しますし、ゲーセン景品のプライズ品やお菓子のおまけなども同じ考え方で新品はNGということですね。

ガチャポンなども確かに開けて無ければ新品という意見もあるかもしれませんが、規約上は中古品になるということです。

コンディションガイドラインを守らないとどうなる?

規約
中古品は実際に選ぶ項目さえ間違えなければ細かい規約により縛られることは無いので後回しにして、新品に関しての注意点をお伝えしておきます。

ここまで新品で出せない商品を挙げてきましたが、実際ほとんど守られていないのが事実ですしAmazonで検索してみるとほとんど新品で販売されていることが多いですね。

これは何故かというと、Amazonでは商品を定期的に監視してはいますが、いきなり商品ページを削除したり出品停止にすることはまず無いということ。

そのような連絡が来る際は「購入者からのクレーム」または「他出品者からのクレーム」が多い場合のみ動くということですね。

警察署

被害届が出ないと警察は動かないと同じ意味合いで分かりやすいでしょうか?

電化製品など、ヤマダ電機などの量販店から仕入れをしていたとしてもメーカー保証が始まっているというのは実際ほとんど分かりません。

そのような細かい違いで購入者の大半が困るというなら話は変わってきますが、事実そこまで気になっていないということが大半ではないでしょうか。

プライズ景品なども「新品を買ったら未開封が届いたので通報だ!」とはならないので、開封済みが届かない限りクレームを出す人なんてほとんどいませんよね^^;

  • 厳密に言えば規約違反で販売している人も多い
  • 通報や問題がないとAmazonは動かない
  • 購入者は新品で未開封なら気にしない
  • 出品自体は可能なので全ては自己責任で

推奨するわけではありませんが、出品自体は可能ですし僕もせどりとして販売をガンガンやっていた頃は気にせず新品販売していましたからね^^;

ただこれらの規約を熟知した上で何かしらのガイドライン違反でいきなりアカウント停止になったとしても、文句は言えないということです。

因みにですが、ガイドラインに即した商品を新品で販売していたとしても多少なり外箱にはスレなど配送時に発生する可能性もあります。

ですので新品にもコンディション説明欄には、

「配送や倉庫保管による多少のスレ・小傷等が発生する場合がございます。」

こんな感じで記載しておいた方がクレーム防止に繋がりますね。

「ほぼ新品」を選ぶ際の注意点

ダンボール

  • 新品未使用だが開封済み
  • 新品未使用だが外箱にダメージがある
  • 新品未使用だが保証が切れている
  • 新品未使用だが人から買取したもの
  • 展示品・動作確認など数回使用のもの

ほぼ新品を選ぶのはこれらの理由がほとんどで、未使用だが何かしらの問題がある際に選ぶことが出来るコンディションですね。

またガイドラインによれば、使用が軽度で見た目には分からない状態であれば新品同様ということでほぼ新品を選択することが可能です。

もちろんですが純正の外箱も必要ですし付属品関係は全て揃っている必要があるので箱なし未使用品などは選択できないので注意しましょう。

売れ行きにもよりますが、新品の相場よりも1割程度下げるだけで売れるコンディションということですね!

「非常に良い・良い」を選ぶ際の注意点

ユピテル

  • 付属品の有無
  • 外箱の有無
  • 商品の状態
  • 動作確認で不具合がないか
  • 消耗部品などはあるか

中古品ではジャンルごとにちょっと細かい決まりなどはありますが、基本的には普通に使える状態で付属品がどれだけ揃っているかにより、コンディションを変更していくと良いですね。

「非常に良い」は商品状態もよく、付属品などすべて揃っている場合に選ぶコンディションで当然ですが売れやすいしクレームも少ない傾向にあるので、非常に良いを目指して仕入れすることはおすすめです。

「良い」は多少付属品が足りない場合や、全部付属品が揃っているが本体状態が少し悪いなどの際に選ぶコンディションですね。

個人的には「可」もしくは「非常に良い」の2択で選択することが多いのでそこまで使うことは多くないコンディションと言えるでしょうね。

どれを選ぶか迷った際、購入者が受け取る時にどう思うかを一番に考えると良いです。

少しでも不備があるなら非常に良いは厳しいかもしれません^^;

「可」を選ぶ際の注意点

古本

  • 商品自体は使えるが傷が酷い
  • 商品自体は使えるが付属品がない
  • 外箱もなく本体のみ

ゲームソフト・コントローラーそして古本などは状態がひどい場合や本体のみの場合は「可」のコンディションを選択します。

Amazonの規約上では使用不可のジャンク品は販売することは出来ませんので、どんなに汚れていても使えるものまでなら出品出来るということですね!

意外と本に書き込みがあったとしても、安ければ問題ないと購入する方は結構多いですし本体のみでもガンガン売れる商品も多いです。

ただしっかりと動作確認をすること、そして中古写真やコンディション説明で状態を伝えないと誤解されてクレームを入れられる可能性があるので注意しましょう。

ある程度非常に良いなどの販売で慣れた後に仕入れをすることがおすすめ。

上手く販売しないとクレームが多くなる可能性もあるので、初心者は検品や状態確認をする際などは慎重にやりしっかり記載しておく必要がありますね。

「コレクター商品」を選ぶ際の注意点

万年筆
最後にこちらのマイナーなコンディションですね。

メインで使うことはほぼありませんが知っておいて損はありません。

コレクター商品として出品するには、サイン入り、絶版などの付加価値が必要です。どのような点がコレクター商品として特別な価値があるのか詳しく説明してください。コレクター商品は、新品の価格よりも高く設定することを推奨します。

引用元:Amazonページヘルプ

要は特別な特典、サイン入りなどの普通の状態とは違った付加価値がある場合に選択する状態と言えますね。

ただ余程マニアな人が見ない限り選ばれることは少なく、商品ページからもコレクター商品は目立ちにくい位置にあるので、そこまで売れやすくなるわけではありません。

付加価値が付いているから利益を出しやすいというわけではないので無理して仕入れをする必要はないでしょう。

逆に特典などヤフオク系で販売した方が高くなる可能性もあります^^;

徹底していれば特にクレームもない

プラン
かなり詳しく書いていきましたが、コンディションさせ間違えなければ問題なく売れていきますしAmazonの需要はやはり高いです。

正直個人的には細かい規約など色々とありますが「受け取った人がどう思うか?」を最重要として考えておけば何も問題は無いかなと思いますね。

実際Amazon・メルカリ・ヤフオク・Yahooショッピングと様々なモールで販売をしてきましたが、この考え方が共通するネット販売の理念でちゃんとしていれば大きな問題も起こりません^^

Amazonの規約自体と取締りがちょっと食い違っているので迷うことも多いのだと思いますね。

ただしAmazonで販売する以上はルール違反でアカウント停止されても文句は言えませんので、自分なりに許容できる範囲で上手く販売していきましょう。