せどりで価格競争を制するための方法!価格の調整や対策を全公開

2018年3月7日

価格競争

Amazon販売をメインとするせどりは全国にライバルがいます。

そして足の引っ張り合いといいますか、同じ商品に出品するために価格競争値下げ合戦と呼ばれる値段の下げ合いが必ず発生しますね。

僕も初心者の頃から、3年以上経験した今でもやはり価格競争に悩まされています。

そんな中で学んだことや失敗したこと、それを含めてどのように値段を付けると良いかを徹底的に解説していきます。

価格の調整1つで利益が大幅に変わるので是非とも身につけておきましょう!

価格競争が起こる理由

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Amazon・メルカリ・ヤフオクどこで出品する際でも同じですが、自分のオリジナル商品やハンドメイドでない限り必ず同じ商品を販売するライバルが存在します。

せどりというのは基本的に既製品を転売するという方法なので自分からブランドを立ち上げてそれを販売していくという方法ではなく、あくまで転売するという方が大半ではないでしょうか。

さらにAmazonでは、同じ商品ページに複数の出品者が相乗りするというシステムで構築されています。

これにより購入者は同じ商品でも、誰から買うかを一覧から選べる仕組みとなっていますので、やはり価格が安いというのは重要なポイントとなってきます。

同じ商品に沢山の出品者がいるということで、見られる部分は主に3つあります。

  1. 商品の価格
  2. 配送スピード
  3. 出品者の評価

Amazonであれば、自己発送よりもAmazon倉庫を利用したFBA出品者の方が優遇されるようになっているので多少高くても売れます。

出品者の評価も基本的に90%以上高評価があれば、さほど影響するものではありません。

結局この辺はせどりをやっている人では当たり前のことなので、FBA出品である程度評価がある人がライバルになると、最後は価格で勝負するしかなくなってくるというわけですね。

新品で一般的に仕入れやすい商品だと、同じ条件のライバルが沢山群がってしまいます。

ですので、工夫をしていかないとライバルばかりが売れて自分が全く売れない状況になる場合もありますし、焦って値下げして利益が全く出なかったという可能性も上がるでしょう。

これがせどり業界のいわゆる価格競争が起こる理由です。

価格競争に巻き込まれないための対策

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では値下げ合戦はもう嫌だ・・・と思ったら何をすべきか、物販に携わっていたらもうこれしかないという対応策をお伝えします。

オリジナル商品を作成する
ライバル不在の商品を仕入れする
ライバルが買えない値段で仕入れする
ライバルが入ってこないよう独占する

この4つのいずれかを考えるしかありません。

無理であれば、価格競争が起こる前提で仕入れして利益を出していくしかないでしょう。

大事なことなので、これらの項目を一つずつ見ていきましょう!

オリジナル商品を作成する

こちらはせどりから一歩進んで自分がメーカーになる勢いで商品作成をするということ。

副業レベルでは到底難しいですし、本業だったとしても並大抵の努力では上手くいかないことを知っています。

実は僕も一回挑戦して一時期は利益を出していたのですが、それが半年か1年続いたくらいで色々あり売れなくなってしまった経験もありますね。

挑戦するためには、どうやって仕入れするのかアイデアも必要になりますし、ライバルが入ってこないようオリジナル性を出すかなど、せどり以上に考えることがあります。

物販の中でもまた別分野と考えて、挑戦したとしてもそれはせどりではなくなりますね^^;

ライバル不在の商品を仕入れする

ライバルが不在の商品というのは、Amazonの場合は在庫切れを起こしている商品ということになります。

Amazon在庫切れ表示

Amazon 在庫切れ

この画像を見ただけでも、レビューが付いていて今は在庫切れということは、販売すればライバル不在で売れるのでは?という考え方が出来ますね。

マイナーな商品で売れ行きは悪かったとしても、ライバルが全くいなければそれは逆に価格競争とは無縁な良い仕入れが出来ていることになるでしょう。

在庫切れでなくても、自分と同じ条件のライバルが少ないほど決まった値段で値付けすることにより自然と売れてきます。

ライバルが買えない値段で仕入れする

こちらは単純に圧倒的に安い金額で仕入できるなら、ライバルが付いてこれない状況になりますよね。

特に新品店舗せどりの場合は、同じチェーンにて出品者が被るというのは誰しもが経験あることでしょう。

それがチェーン店でのセール価格であればライバルの仕入れ値も把握できますが、自分だけが店舗交渉や特別割引を受けていると強いですよね?

ライバルが利益を出せず、自分だけが利益を出せる値段に設定すると非常に効果的です。

やはりこの辺は価格競争で勝つための考え方ですからね。

表面的な値段だけで仕入れしないよう工夫していく必要があるでしょう。

最終的にこれがメーカー契約や卸契約など普通のせどらーが入ってこれない領域に繋がっていくわけですね^^

ライバルが入ってこないよう独占する

最後の項目は、ライバルがいるならいない状況を作り出すという作戦ですね。

例えば地方のゲームショップ10店舗で半額セールなど開催されていて、それが半径200km範囲に点在していたとしたら近隣の数店舗だけでなく、全部買ってしまえばライバルが入ってこれない状況になります。

これが廃盤回収ネタ回収の考え方となるのですが、やはり資金力や行動力が必要になるのでガッツリやれる人でないと中々使えない手法となるでしょう。

価格改定の必要性はあるの?

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ここまでの説明では全く価格改定のやり方をお話していませんが、もし価格競争が嫌であれば上記の方法をどれか上手く使っていかないと無理です。

ということは、初心者ならもちろん、副業レベルでやっていく人でも間違いなく値下げ合戦は経験することになると思っています。

価格を見ていたら毎回下がっているとテンションが下がってしまいますが、それを含めてせどりということですね^^;

僕もマイナーな商品ばかりではなく、多少なり価格競争が起こる商品を今でも仕入れていますが、値段の付け方や想定利益の考え方を身につけることにより、比較的楽に利益を出すことが可能です。

新品の価格改定で必要なこと

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新品仕入れをする場合には、一番考えるべきことは同じように仕入れることの出来るライバルがどれだけいるかです。

そしてもしライバルが沢山いそうであれば、想定の利益を多めに取る必要があると思っています。

それが出来て初めて仕入れをするので、初心者の場合は自分以外にも普通に仕入できるのでは?という部分に注目です。

出品する際には基本的にAmazonのカート価格に合わせるというのが一般的ですね。

ある程度慣れてくれば、多少価格を高値に付けて待つという戦法も使えますが、全体的な相場の流れを把握しておかないと難しいです^^;

定価が決まったプレミア商品
お店ごとのセール・処分品
メーカー生産が終わった廃盤品

これらを扱うことになってくるのですが、需要と供給を上手く考えましょう。

プレミア商品は、圧倒的な需要があり供給が追いついていない商品ですよね。

もしそれを仕入れることが出来るなら、利益を安定して出せることになりますが、再販や再生産などのタイミングで一気に供給が増える可能性もあります。

セール品に関しても、地方の小さのお店でのセールなのか、全国チェーンのヤマダ電機やドンキホーテでのセール品なのかで市場に出回る商品数が変わってしまいますね。

中古の価格改定で必要なこと

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中古品の場合は、価格を付けるポイントとして他の出品者に惑わされないことです。

例えばゲームソフトの中古一覧でこのように並んでいたとしましょう。

中古出品者一覧

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あなたが仕入れしたらいくらで値付けしますか?

正直100円単位なので、正解はないですが微妙な差があり全て最安値など付けていると損しているだけの可能性も高くなります。

仮にディスクやケースの状態もよく、付属品完備なら「非常に良い」のコンディションで出品できるでしょう。

僕なら一番下の2680円に合わせて間違いなく写真も掲載するでしょう。

この辺の判断は経験になってきますが、最安値の2300円くらいでケース付きを出品するのは非常にもったいないですよね。

たかが300円の差となるでしょうがそれを毎月100点単位で取り扱うのがせどりです。

全部考え方がズレていたら全く同じ商品を仕入れたとしても値付けする人によって月に数万円の利益が変わってくるでしょう。

全国セールで実際に失敗した商品

セール

まだ僕が駆け出しのせどらーだった頃の体験談ですが、全国チェーンで有名なヤマダ電機でとあるゲームソフトを数本購入しました。

せどりの手法もまだまだ未熟だったので、Amazon価格と随分差がありホクホクした顔で仕入れをしたのを覚えています^^笑

その仕入れした商品がこちら!

ゼルダのゲームソフトで、人気があることは間違いないでしょう。

普段は3000円~4000円くらいする商品が、何と1300円で数本置いてありビックリましたね^^;

当然近くのヤマダ電機を行ける範囲で回って買ったのは良い思い出です。

では当時のモノレートグラフを見てみましょう。

寝かせ せどり モノレート

僕が仕入れたのが2015年の1月なので、絶壁のように値段が下がり逆に出品者が跳ね上がったのがお分かり頂けると思います。

少し不安はありましたが、ヤマダ電機で一斉にある全国セール対象の商品だったのですね。

小さなチェーンとは違い店舗数も当然入荷数も多いです。

出品者は一気に群がり値段はみるみるうちに下がっていったのです・・・。

この経験は僕が一番始めに経験した全国セールによる値下がり合戦の様子ですね。

当時の僕はこのままだとヤバイと2000円ちょっとで売り抜いてしまったのです。

結局10本は買ったはずですが、それで出た利益は2000円ほど。

本来なら4000円ぐらいでガンガン売る想定だったのに、全国セールの洗礼を受けました。

とことん値下がる場合はどうするか?

寝かせ せどり モノレート
こちらカーソルを合わせてみると、2月の真ん中セールがあってから2週間くらい経ったときが最安値のピークです。

1800円くらいまで落ちて出品者数は何と150人を越えてきています^^;

正直このような状況になってしまったら、仕入れたことを反省してすぐ売り抜くか様子見で数ヶ月寝かせるの2択しかないと個人的には思っています。

実際僕が瞬時に売り抜いて多少利益を出したのは間違いじゃなかったかもしれません。

ただ「ゼルダ」という商品のポテンシャルを考えると、もうちょっと様子見ても良かったでしょうね。

商品の需要に応じても値付けやどのラインで売るかを判断していかなければなりません。

寝かせは旨いがお金の流れを意識する

結果論ではありますが、1月末にセールが開催されて2月中はちょっとプラスか赤字のラインです。

そして3月には2500円近くの売値になり、4月には3000円ラインに到達・・・。

このように商品ポテンシャルがあれば、ただせどらー同士が価格を下げているだけで必ず戻ってくるという考え方も出来るわけですね。

今回は全国セールですが、廃盤品だったとしても店舗交渉でもやはり同じようにせどらー同士の価格競争というのは起こるもの。

そうなれば受け入れて徹底的に競争してライバルを減らすか、じっくりと腰を据えて待つなどの手法も混ぜていかないといけないでしょう。

ただ2ヶ月~3ヶ月寝かせるとなれば、その分資金が停止するので本当に余裕がある場合にしか使えませんので、注意が必要です。

価格や競争についての総まとめ

ボードゲーム

いかがでしたでしょうか?

色々な対策や考え方をお伝えしましたが、結局は自分の立場によって値付け方法も考えないといけません。

すぐに売りたい人は当然最安値でガンガン売るタイプでしょうし、中古で高粗利を狙っている場合はずっと放置しているタイプの人もやはりいます。

商品によっても特徴、需要供給も全然変わってきますので値付けに正解はありません。

僕も未だに値付けをどうしようかな~と悩むこともありますし、スタッフとの間に値付けの感覚ズレを感じることも多いです。

自分が扱っているジャンルや手法で、他の人達がどのように値付けしているのか、全ては経験していくしか無いのかなと思っています。

僕もゼルダのゲームソフトで経験したからこそ、同じような商品は寝かせる前提でないと、仕入れないという判断をしているわけなのですね^^

細かく考えるとキリがないので、やはり行動して仕入れを繰り返すしかないでしょう。

失敗という経験もまた次に繋がっていきます。