せどりで高単価商品を仕入れ、販売するメリット・デメリット

2020年6月6日

カメラ 量販店
せどりをやって沢山の商品を扱っていく中で、やはり在庫を多数抱えると仕入れから作業まで大変になるので、高単価を考え出します。

高単価で高利益な商品であれば点数を扱わなくても良いから、上手くやれると仕入れ・販売共に効率よくなることは間違いありません。

ですが、それだとほとんどのせどらーが高単価を扱うことになってしまいますが、そんなことは無いですよね?

それは高単価にもデメリットが存在するということなので、こちらでは1万円を超えるような高単価商品の取り扱い方についてお伝えしていきます。

高単価商品とは?

高額
せどりにおける高単価商品というのは、仕入れ価格や販売価格が1万円を超える商品のことです。

単価が高くなることで、当然ですが1商品あたりの利益額も高くなってくるというのは何となく分かりますよね?

ちょっとしか利益が出ない商品を100個買うよりも、1商品で圧倒的に利益を出せる商品を仕入れることにより、その手間を無くすことが出来るというもの。

実際にジャンル別で比較してみました。

商品 仕入れ 売値 利益率 利益額
化粧品 1,000円 2,000円 20% 400円
ゲーム機本体 10,000円 20,000円 20% 4,000円
カメラ 50,000円 100,000円 20% 20,000円

このような形で化粧品だけを仕入れして2万円の利益を出そうとするならば、50個仕入れして販売しないといけません。

それに対してカメラ本体など、5万円を超えるような商品だと1個販売するだけで達成することが可能です。

このように高単価商品をメインで扱い仕入れすることにより、1商品あたりの利益額が上がるというのが最大の魅力であり、出来ることなら積極的に仕入れで狙っていきたいですね。

高単価商品のメリット

メリット
では高単価商品のメリットについて、更に細かく見ていきましょう。

序盤でお伝えした通りですが、もっとそれぞれのメリットを細かく考えてみました。

利益額を上げやすい

まずはせどりをやる上で一番の注目すべきことですが、利益額というのは儲けそのものですよね。

どれだけ仕入れをしたとしても手数料や税金などを引いてどれだけ手残りがあるかが一番重要となってきます。

極端に言えば1ヶ月で1商品しか扱わなくても、それだけで暮らせるくらいの利益が出るなら良いということですね。

最終的には不動産や株などという単価がケタ外れたものになるでしょうが、商品で考えるなら仕入れ価格が1万円~5万円を扱い利益額を増やして行くことが可能です。

個数が減ると管理が楽になる

利益額が上がるだけでなく、在庫数が減るほど当然ですが管理や出品作業などが楽になってきますよね。

個人でも出来るせどりでは仕入れ単価というのは大体が1000円~5000円の間が多くなり、月間で1000個以上販売しないと売上が上がっていかない問題が発生します。

ただそれだけ物量が増えると、保管も必要ですし、配送をどうするかなども色々と考えなくてはなりません。

それに色々と悩むのであればどんどん商品単価を上げていくことを考えても良いのかなと思います。

仕入れ値が高くライバルが少ない

そして一番のメリットといえば、単価が高くなるにつれライバルが全くいなくなってくるということ。

安い商品などの仕入れは初心者でもやりやすいので、常にAmazon上にはライバルが多く値下がりもすることは多いですよね。

ただ例えばカメラ本体などは専門店や知識がありメインとして扱う人しか出品していないこともあります。

高級なブランド品なども責任を持ってしっかりと販売出来るなら、メルカリやヤフオク販売で利益を出すことも出来ると言えるでしょう。

高単価のデメリット

デメリット
ここまで良いことばかりお伝えしてきましたが、逆に周りに高単価のみ扱っている人はいますか?

実はメリットだけではなく、大きなデメリットがあるからこそ、上級者でもガンガン取り扱い出来るというわけではありません。

資金力が必要

クレジットカードの枠などを使う方法もありますが、基本的には自分の持っている資金内で仕入れ商品を探すことが一番。

例外的に超高回転のゲーム機本体などを除いて、1ヶ月以上売れないような高単価商品を扱うと非常に危険です。

一気に資金が眠ってしまうこともあるので、それなら無理せず低単価の商品を高回転で回すほうが良いと考える人が多いですね。

本当に余剰金だと考えてやらない限り、毎月のキャッシュフローなどをプラスにする前提なら低単価でも全然問題ないと思っています。

見込み利益がアテにならない

続いてせどりの根本的な考え方ですが、過去の売れ行き・価格推移を読み取って仕入れをしていくことです。

それは見込み利益・想定売価などと言われていますが、単価が高いとちょっとした値下がりで全く利益が出ない事も多くなりますね。

要は500円利益を100個仕入れしたとして、途中で値下がりしても半分くらいはしっかりと利益を出してくれるという考え方が出来ます。

ただし高単価商品だと1発で利益が出ないということもあるので、通常の商品よりもシビアに見極める必要があるでしょう。

故障や返品のリスクがある

デメリットとして一番注目すべきは故障・返品・そして偽物やすり替えといったトラブルですね。

中古カメラなどを仕入れする際には、細かなレンズの傷だけでもクレームの元になりますし、返品されたら返品手数料も販売価格に応じて払わないといけません。

まあ普通の故障・返品などであれば対応すれば良いのでまだ問題ないかもしれませんが、厄介なのはすり替えや偽物など。

高単価のカメラがすり替えられて返品されたなど話はAmazon販売では結構多く、商品管理番号などを正確に把握しておかないと危険なことは知っておきましょう。

またブランド品などをメルカリ・ヤフオク販売でやっていこうとしても、偽物の見極め・鑑定知識が当然必要となってくるのでまず素人が手を出すものではありません。

結局高単価はどう扱うべき?

良し悪し
メリット・デメリットを比較してきましたが、高単価商品を扱うというのは全て自己責任でとしか言いようがありません。

僕個人的には1万円~3万円の物で高回転なら問題なく仕入れに使っていいと思いますが、専門知識が必要なカメラやブランド品などは扱わない方が良いかなとも思います。

リスクはどのようなビジネスにでもありますが、リスクを取りすぎるとリターンを得る前に終わってしまうこともあるので難しいですよね^^;

一番は自分のできる範囲内、資金など安心して運用出来る程度でやっていくのが一番良いかなと考えています。

無理したり背伸びをしても失敗した時に取り返しがつかない事になるかもしれませんので、利益が少なくても低単価商品をコツコツ売るのもアリではないでしょうか!