Amazon販売でキャンセル多発?コンビニ決済の支払い保留攻撃とは?

注意
売れたと思ったのに、いつの間にか在庫に戻っている・・・Amazonで販売をしているとこのような事は必ず経験することです。

その主な原因としては、「コンビニ支払いを選びそのまま放置する」ことにより起こることがほとんどですね。

せっかく売れても保留されキャンセルされるとまた在庫として戻ってくるわけですから、販売機会の損失・更にはその間に値下がりなども考えられます。

今回はそんな販売中に起こった悪質な保留事例とその対策を解説していきます。

Amazon購入者の支払い方法は?

支払い方法
Amazonでは様々な支払い方法が用意されており、出品した商品が購入されると購入者は好きな支払方法を選択して支払いをするというシステムです。

どんな方法が支払いとして使われるか一覧で挙げておきますね。

Amazonの支払い方法
クレジットカード決済
Amazonギフト券
Amazonポイント
コンビニ決済(コンビニ/ATM/ネットバンク/Edy/電子マネー)
代金引換

これらの支払い方法がどんな商品に適応されるのか、出品者として知っておくべきことは2点ありますのでまずはこれを覚えておきましょう。

自己発送の商品

コンビニ決済・代金引換はセラーの設定により除外することが出来る

FBA発送の商品

基本的に全ての支払い方法が適応される

この中でもコンビニ決算を選んだ際には、注文から6日間支払猶予が与えられるというシステムに問題があるということですね。

普通に買いたいと思っている人が選ぶ分には何も問題ないですし、猶予があった方がしっかりと支払いをしてくれる可能性は高いです。

ただし6日間支払いがされずに時間が経過してしまうと、7日後にはまた在庫として復活してしまうということですね。

そこまで急いで売りたい商品じゃない限り気にすることはないと思いますが、トレンド商品など扱っている場合は非常に困ってしまいます。

要は保留されている間に値下がり競争が起こった、再販されて一気に価値が無くなったなどということも十分に考えられますよね。

そしてこのシステムを悪用して、人気商品を大量に注文してキャンセルを繰り返すという手法がどうやら流行っていたのです。

実際に悪質な保留攻撃をされた商品

保留
これは人気商品やプレミア価格が付いている商品、ゲーム系やおもちゃ・ホビー系で起こりやすいことですね。

明らかにやっているなとわかるのが、Amazon相場を確認出来るモノレートを見た時に明らかに怪しい挙動をしていました。

例として出す商品は結構昔の話になってしまいますが、販売当初からずっとプレミア価格で販売されていた「amiibo むらびと」です。

amiibo むらびと(大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ)


赤丸の部分、モノレートの出品者数の増減を見て頂ければわかると思いますが、絶壁のように出品者が減ってる時期が数回見て取れますね。

そして一定期間が過ぎると、一気に出品者が増えてきているというこれは露骨ですが間違いなく嫌がらせの保留攻撃が起こっています。

実際に販売していましたが在庫数分を全部購入されて1週間したら在庫に戻ることを3.4回繰り返されました^^;

ここまで極端なことは珍しいですが、何度か保留されて中々売れない現象が起きたら誰かからの攻撃と考えて良いかもしれません。

何故こんなことをするのか?

なぜ
これは普通に買いたいと思っている購入者がやっているわけではなく、十中八九ライバル出品者の誰かがやっている行為ということになるでしょう。

簡単に言えば、ライバル出品者を全部保留にすると自分がカート価格として表示され売れやすくなるということですね。

状況例
2000円で販売している出品者が10人
10人の総在庫100個
自分が2500円で100個販売している
すぐ売りたいので10人の全在庫を保留

こんな感じで非常に悪質な行為であり、間違ってもやってはいけませんので真似しないよう注意しましょうね^^;

実際に購入アカウントを複数持ったとしてもキャンセルを繰り返すことでアカウント停止になりますし、長続きする手法では無いということです。

それでも時代により一定数このようなブラック手法を使う輩は存在しますよね。

なるべくなら関わらないような商品を取り扱うことが一番ですが、遭遇した場合には出来る限りの対応はしておくべきでしょう。

コンビニ決済保留に応じる3つの対策

3つ
2015年当時にはテクニカルサポートにお問い合わせして、何とか改善してくれと連絡するしか無かったのですが、あまりにも問い合わせが多かったのか、様々な対策が可能になりました^^

ほとんどのパターンで回避出来ると思いますので、気になる商品があればそれぞれの手続きをしてみましょう。

1.自己発送でコンビニ決済をOFFにする


まずは自己発送の商品でコンビニ決済をOFFにする方法ですが、セラー右上の出品者アカウント情報から編集出来ます。

支払い方法の設定の項目がありますのでこちらを選択。

ここをOFFにすることでコンビニ決済不可に出来ますが、支払い方法を絞るということ販売機会の損失を招いてしまいますので基本はONにした方が良いと思います^^;

後はまた別記事で詳しく解説していますが、代金引換は手続きが面倒くさいので安易にONすることはやめておきましょう。

2.商品ごとにコンビニ決済をOFFにする


こちらはFBA商品でも対応可能な方法の1つで、在庫管理⇒変更したい商品の右側にある「詳細の編集」から編集することが可能です。

上のようにコンビニ決済のチェックボタンを外すことが出来ますので、それをすることでその商品に対してのコンビニ決済をOFFにすることが出来るので非常に便利ですね。

因みに最初の商品登録時にも変更することは可能、FBA納品で届く前に在庫管理から変更しておくことも出来るので出品する前の対策も出来ます。

これが一番簡単で他商品の販売機会損失にならないのでおすすめです^^

3.商品ごとに最大注文個数を決める


こちらも先ほどと同じ「詳細の編集」から商品ごとに決めることの出来る項目です。

1回の注文あたり最大個数を決めることにより、購入制限を設けて大量買いを防ぐということが出来ますね。

ただ人気商品の場合は、海外から複数購入されたりなど意外と需要はあるものですので、出来れば縛りたくありませんよね^^;

こちらをするくらいなら、その商品だけコンビニ決済OFFの方がダメージが少なく済むのかもしれません。

己を滅ぼす事は絶対にやらないこと

破滅
いかがでしたでしょうか?

Amazon販売などのネット販売ではルールを守らない人も多いですし、グレーばかりを攻めている人も結構いる印象です。

繰り返しになりますが、間違ってもこの保留攻撃を安易に自分からやることはおすすめ出来ませんし、己の身を滅ぼすだけだと思っています。

ライバルが多い商品を仕入れたのは自分の責任なので、赤字でも売り抜くというのが当たり前のことですね。

逆にもしこのように保留で繰り返しされた場合には、コンビニ決済をOFFにして素早く対応することも必要になりますので注意しておきましょう!

悪質な場合はテクニカルサポートに問い合わせることにより何かしら改善してもらえるかもしれません^^